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2019.12.29 「230mP」(点名:馬追)~「235mP」  馬追丘陵南の三角点を求めて

 

 今朝は夕張川の河畔で目覚めた。

明け方前から降り出した雪が、

新たな降雪となって10cmほど積もった。

  今日は馬追丘陵の最も南側に足を踏み入れた。

北は「長沼スキー場」に端を発する馬追丘陵が、

長沼と古山を結ぶ道々で遊歩道が終点を迎える。

そして道々を挟んで林道が更に南下して進む。

これまでそれが気になってはいたのだが、

いまだこの林道に足を踏み入れたことはなかった。

そして改めて調べてみると、

その先に三角点を有するピークが存在することを知り、

益々興味を掻き立てられた次第だ。

それは点名を「馬追」と言う。

馬追丘陵の最高標高点である「静台」(273m)の点名が「馬追山」。

そして今日目指したのが、

ただ「山」を省いただけの「馬追」だ。

なんだかよくわからんねえ~

 8時10分、「発泡禁止」ののぼりが立つ林道ゲートをスタート。

未知の新たな林道に足を踏み入れるのはワクワクする。

この林道はよく整備されており、決壊箇所もない。

積雪期に入ってから車が通った痕跡もないので、

無防備の我々は安心して歩けるというものだ。

はじめ大きく蛇行して進む林道は、

唯一の分岐点を過ぎると直線的に南を目指すこととなった。

進行方向左手に「235mP」が現れる。

すぐそのピークに立ちたい衝動をおさえて、

まずはその奥の「馬追」を目指す。

そしてスタートしてから3kmほど歩いたところで、

「馬追」の基部に達した。

しかし背丈が我々よりはるかに高く、

ひじょうに密度の濃い笹に覆われているため、

更に林道を進んで取り付きやすいポイントを探すことにした。

その後頂上部を左から回り込むように林道を歩き、

南側の基部から取り付くことにした。

そちらだと針葉樹林が発達しているので、

笹の植生が薄くて歩きやすそうだった。

少々の笹こぎで針葉樹林帯に入った。

あとはピークを目指してグイグイ登るだけ。

先にピークに立ったHiromiが、

容易に三角点標石を見つけた。

9時25分、三等三角点「馬追」

ここまで3.6kmの道のりだった。

Hiromiが標石周りの笹をカットして露わにする。

そして今日も初登のバウムクーヘン!

ここでちょっと不思議なことが!

地形図上の標高は229.2mのこのピークが、

HiromiのGPSで測定すると238mとなり、

8mもの誤差が生じた。

積雪はわずかしかないため、雪の厚みは関係ない。

この誤差っていったいなんなのだろう?

 「馬追」をあとにして濃い笹を抜け林道へ。

その後林道を戻る途中で、

往路で位置を確認しておいた「235mP」に立ち寄った。

ここも濃い笹に覆われてはいたが、

笹の背丈が低い分楽に歩を進められる。

10時10分、「235mP」。

ところがここでもHiromiのGPSとの間で誤差が生じた。

こちらはGPS数値で248m。

なんとも不思議な二つのピークだった。

  林道に降り立ち降りしきる雪の中をゲートまで戻るも、

その頃になってようやく青空が広がりだした。

二日間の三角点めぐりは楽しいものであり、

もう何日もない今になってもツボ足で山を歩いていることが、

終わってみて不思議でならない。

ここまでツボ足で山に入り続けたことは、

じっくり考えてみてもかつてなかったことだ。

それゆえ正月の山旅を設定するのに、

更にツボ足で歩ける地域へと思いが馳せる。

 

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2019.12.28 『330mP』(点名:紅葉沢)  南夕張はまだツボ足OK!

 

 この週末は金曜の夕方出発で穂別に向かった。 

エゾシカ撃ちのハンターが、

年末もここまで押し迫った今は、

もう活動しないであろうと推測して予定した。

ハンターの動きを確認したいので、

遅めに予定した林道に入ろうとした。

ところが目的の林道には、

既にハンターのタイヤ痕が残されていた。

ガックリ・・・

仕方なく代替え案の他の林道も確認してみると、

どこもハンターであろう車の、

新しいタイヤ痕が残されていた。

先にハンターが入って活動している山には入れない。

昨年も実際に誤射の犠牲となった人がいる。

あきらめて夕張に戻った。

そして夕張に入ってすぐの、

登川から「紅葉沢」に登ることにした。

夕張市の三角点を有する山の地形図は、

事前に全て用意してある。

  9時35分、登川のJR線路脇に駐車して山に入った。

すぐ橋を渡って線路を越える。

そして地形図が示す林道を歩く。

積雪は20~25cmほど 。

ツボ足で歩けるギリギリのところ。

少し歩いてすぐ面倒なことになりそうな予感。

地形が複雑な上、

早速地形図に示された林道が消失していた。

しかし逆に地形図にはない林道が現れる。

それをショートカットしながら登っていく。

辺りは林道と作業道が縦横無尽に交差しているため、

そのうち地形図での読み取りが困難となった。

あとは勘に従って登るしかないが、

周囲には目指すピークの標高に近い、

350m前後の小ピークが散在している。 

そんな中を勘に従ってチェックしていくが、

数が多すぎてさっぱり当たらない。

あっちこっちとずいぶん歩き回ったがダメ。

するとHiromi がGPS を取り出して、

「あっちだ!」と言い出した。

GPS には頼りたくないが、

このときばかりは救われた。

結果私の勘とはかなりずれていた。

GPSを操作しながら笹の中を歩いていたHiromiが突然、

「ストックがない!」と叫んだ。

一本を脇に挟んで落としてしまったのだ。

探しに戻っていったHiromiを待つも、

なかなか戻ってこないので、

私も続いて探し始めた。

そして見つけたのは私!

その後GPSが指し示す方向に向かって歩き、

12時ちょうど、三等三角点「紅葉沢」

やはり機械にはかなわない。

ただそれに頼るのはやはりつまらない。

一帯はどこも笹に覆われているのだが、

この三角点ピークだけは広く開けて、

いかにも「ここが頂上ですよ」と言わんばかりだ。

久しぶりにバウムクーヘンを掲げた。

そして昼食タイムだ。

 昼食後はショートカットして下ることにしたが、

地形はなかなか複雑で、

一旦沢床に下り、登路で使った尾根に戻った。

あとは淡々と下るが、

さらさらした積雪がツボ足にはきつく、

なかなか速くは歩けない。

それをHiromi は苦にもならない様子で、

ガシガシ歩いていく。 

13時25分、駐車地。

なかなか勉強になった山行を終え、

追分の「ぬくもりの湯」まで走って汗を流した。

 

 

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