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2022.2.1 『坊主山』(栗山・168m)  美しき里山風景

 昨日の月曜日、久しぶりに出勤したが、

月末の棚卸しをしただけで、

他にすることがなく11時に退勤となった。

次に出勤するのは9日(水)で、

その翌日からまたコロナ休暇となる見込み。

ほとんど注文が入っていない。

新型コロナウィルスの感染爆発では致し方ない。

 ここ二日でまた大雪となった。

今回は二日で累積降雪が30cmほど。

我が家の前は通りに面する家9軒が、

排雪業者と契約しているため、

毎週木曜日の早朝、

まだ皆が寝静まっている間に、

積み上げた雪をきれいに持って行ってくれる。

だから先月のように異常な大雪続きにでもならない限り、

だいたい道幅が広く保たれている。

困っているのはその先だ。

この地区から出ていくのに、

対向車が来てもすれ違えない。

あまりのひどさに先月は、

路線バスが数日間運休した。

そして今朝の朝刊にも、

江別市の除排雪の悪さに対する苦情が、

連日続いている記事が載っていた。

 今朝除雪を終えて家を出た。

朝から除雪だとモチベーションがガタ落ちだ。

女房は「無理して出かけないで、

うちでじっとしてればいいっしょ!」

と言うが、そうはしていられないのが性分。

とりあえ今日雪に降られないで済みそうな、

栗山町に向かった。

江別市から出るのに渋滞に巻き込まれ、

更に戦意喪失で引き返したくなる。

しかし戻って女房が何を言うか分かっているので、

意地でも帰らない。

そのまま引き返したなら女房は、

勝ち誇ったように言うだろう、

「きっと帰ってくると思った。

だ~から無理するんでないって言ったっしょ!」

想像しただけでも腹が立つ。

 栗山町も降雪の後だったが、

既に除雪車が走り回り、

田舎道まで走りやすくなっていた。

それでどこに登ろうか?

と思ったとき、

前方の『坊主山』が目に入り、

純白に輝く付近の畑や伐採地が、

その風景を盛り上げていた。

そこでそんな畑や伐採地の中も歩いてみたいと思い、

ちょうど駐車スペースがある、

北側の町道を起点に登ってみることにした。

この町道は無積雪期に何度も行ったことのある、

「桜山池」に通ずる道だ。

 駐車地からスノーシューで、

そのまま南側の田んぼに下った。

そのまま田んぼを歩いて樹林に入った。

広葉樹林の中を登っていく。

すると突然伐採地に出た。

この伐採地の風景が実に美しく、

「ここに登ってよかった」、

と思わせてくれる。

周囲の美しい風景を眺めながら、

南進して一旦沢床まで下った。

そして登り返すが更にまた下って細い沢筋へ。

その沢筋からは次の伐採地が見えている。

また素晴らしい風景に期待を寄せて、

急斜面を登っていく。

長くはない急登を終えると、

針葉樹林の中に作業道が現れた。

いくらも歩かないうちに、

正面に『坊主山』のピークが見えてきたので、

作業道を離れて急斜面に取り付いた。

あとはひと登りで、

ニ等三角点「坊主山」

ピークを少し離れた伐採地で、

東側の風景を楽しんでいると、

チェーンソーの音が聞こえてきた。

「えっ、こんなところで伐採作業?」

 下山は最初の伐採地ピークまで、

自らのトレースを辿った。

この途中でチェーンソーを使って、

カラマツを切っている人を遠目で見た。

どうやら林業従事者が、

伐採作業をしていたようだ。

 伐採地のピーク近くで簡単な昼食とし、

その後は伐採地から広い畑に出て下った。

下って振り返る風景の中に、

自らのトレースがはっきり残っているのを眺めるのが好きだ。

純白の畑の中にただ一筋のトレースが、

くっきりと線を引いている。

 今日も山は気持ちよかったが、

この後またあの狭い道が続く我が家に帰ることを思うと、

どうにも気が重くてしょうがない。

 

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