北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.2.26 『望来山』(もうらいやま・327m)~『桂沢』(470m) 純白の稜線歩きを楽しむ
今週はひどい週となってしまった。
月曜の早朝から始まった除雪は、
ほぼ水曜日の夕方まで続いた。
月曜の朝は我が家の裏庭で、
吹き黙った雪が腰の深さに達していた。
もう雪を積み上げる場所がなくなり、
最後は通常除雪して空けている部分に溜めるしかなかった。
そんな三日間が過ぎて木曜日、
久しぶりの出勤だったが、
通常車で30分の通勤が、
この日は行きに2時間、
帰りに1時間を要してしまった。
そんな通勤を毎日続けている人々が気の毒だ。
出勤してみると勤め先の除雪機が壊れ、
全て手作業で除雪をする羽目になった。
しかし雪捨て場が狭いため、
ママさんダンプを押して急坂を登らなければならない。
それを繰り返していて右ふくらはぎを痛めた。
肉離れだ。
山登りではなく除雪で故障を抱えることになるとは・・・
それでも昨日金曜日は、
早朝に契約している排雪業者が、
表の雪を持って行ってくれたので、
庭に溜めていた邪魔な雪を、
全て表に運ぶ作業をしなければならなかった。
結局除雪に明け暮れた一週間。
今年の冬はただ雪が多い、
と言うだけじゃ収まらず、
「ひどい冬になった」と言わざるを得ない。
それも67年生きてきた中で、
最悪の冬となってしまった。
冒頭から泣き言と愚痴ばかりで申し訳ない。
今朝Hiromiを迎えに行き、
樺戸山地に向かった。
当初は毎年のように登っている、
南の『別狩岳』(666m)を予定していたが、
ふくらはぎの故障を抱えては危険なので、
少し高度を下げて稜線歩きを楽しむことにした。
こちらは昨春単独で歩いたが、
今回はHiromiが初めてのルートだ。
月形町から道々「月形~厚田線」に入った。
新雪が降り積もった後、
除雪されていないので走りにくい。
それが当別町青山から、
石狩市厚田に向かって走り出すと、
新雪の量が更に増えて道も狭い。
ただ、幸いほとんど車が走っていなかった。
青山と厚田を結ぶ峠の、
ほぼピーク辺りに広い駐車帯がある。
ここを駐車地として、
8時35分、スノーシューでスタートした。
新雪が降り積もった後なので、
スノーシューが飲まれるものの、
体重の軽いHiromiはいつも通り、
快調そうに先を歩いて行く。
私が前に出ても、
すぐ横から追い越して前を行く。
助かるけどねえ・・・
はっきりした尾根筋を登って行くと、
ほどなく広い地形に出る。
その東端のポコがピークで、
9時05分、三等三角点「望来山」。
そこから東側にほとんど樹木がないため、
樺戸山地の風景が一望できる。
これにはHiromiも感嘆の声を上げた。
ただ、今日は晴天にもかかわらず、
黄砂のような大気で霞んでいた。
「望来山」から北に向かって稜線歩きが始まる。
この稜線は一貫して東側の風景を眺めながら歩くことができるため、
Hiromiも大満足の様子だ。
思わず口をついて出た言葉が、
「Amigoはいいとこ知ってるなあ!」。
相変わらず偉そうだ。
稜線はその性質故、
アップダウンが激しく、
私の右ふくらはぎは急登で痛みが走る。
しかし純白の稜線はあくまでも美しく、
樺戸山地の風景も、
時間の経過とともにはっきりしてきた。
そしていくつもの小ピークを越え、
10時25分、四等三角点「桂沢」。
三角点の等級にはこだわらず、
一つ一つつぶして歩くからこそ得られた、
美しい風景に感動!
ピークの更に北にはこの日登る予定だった、
『別狩山』が見えている。
また東側には『神居尻山』から『ピンネシリ山』、
それらに続いて『隈根尻山』から『三角山』への山並みが美しい。
そんな風景を眺めながら、
早めの昼食とした。
下山は登路の稜線をそのまま折り返した。
「桂沢」を発つとすぐに歩いてきた稜線の全貌が見渡せる。
いい眺めに何度も足を止められる。
Hiromiも「今日は楽しいなあ!」。
それはそれはよろしゅうございました。
素晴らしい風景を楽しみながら下り、
12時ちょうど、駐車地。
一泊の予定で出かけたものだったが、
ふくらはぎの痛みが増したので、
一旦帰宅して冷やすこととし帰途に着いた。