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2022.2.15 『瀧澤』(たきざわ・154m)~『熊ヶ澤』(235m)  二つの三等三角点を結ぶ

  昨日は完全休養として一日中家にいた。

私が住む町内に大掛かりな排雪が入ったので、

余分な雪を道路に出す作業があった。

ちょうどよい休養となったが、

そんな休養も取って行かないと、

燃料代がかさんでしょうがない。

燃料の高騰には困ったものだ。

 今朝月形町に向かった。

「月形ダム」近辺で未踏の三角点ピークを目指す。

無積雪期に登りたいのだが、

昨年様子を見に行くと、

林道がびっしり笹に覆われていたので、

これは積雪期しか登れないとあきらめた。

 月形町に入って北郷から中野地区に向かっていくと、

農道が急に狭くなり、

車一台が通れる幅だけ除雪されている。

今朝は運よくそんな除雪作業を終えた、

大型ロータリー車とタイヤショベルが、

帰っていくところだった。

この先の「月形ダム」まで除雪されている。

但し、対向車が来ても、

すれ違うことはできないので要注意だ。

両側が垂直の壁になった農道を行くと、

車5台ほどが停められるスペースがあった。

農家の納屋前だが、

もうここに人は住んでいない。

 駐車地から垂直の壁をよじ登り、

目の前の尾根に取り付いた。

この駐車地は絶妙な位置にあった。

わずかな急登を終えると、

平坦な地形が続いている。

広葉樹林の中を進んでいくのだが、

頭上の雪塊がこわい。

雪が木々の枝に降り積もり、

寒暖を繰り返す中で固く締まっていく。

朝晩の気温が低いうちは落ちないが、

日中気温が上昇すると、

ズボッ! ズボッ!!

と、落下しだす。

そんなものが頭に当たったなら、

首の骨なぞひとたまりもない。

なるべく雪塊のない部分を歩く。

 緩い斜度の広葉樹林を登りきると、

三等三角点「瀧澤」

積雪期でなければ立てないと思っていた三角点だが、

そこには作業道があった。

それは地形図にも記されているものであり、

どうやらまだ利用できそうだ。

それからは作業道上を歩くことにした。

作業道の上空は木の枝が張りにくいので、

雪塊落下の危険を回避できる。

 「瀧澤」から1kmほど歩いて、

作業道を離れて尾根筋を歩くことにしていたのだが、

そこに分岐があり目指す方向にも、

地形図にない作業道が現れた。

これはラッキーとばかりにのった。

そして最後はCo.200で作業道を離れ、

尾根筋を歩き出したのだが、

一旦下降すると思われた作業道が、

再び尾根筋のすぐ下に現れ、

結局それは三角点ピークのすぐそばをかすめ、

その先へと伸びていた。

三等三角点「熊ヶ澤」

広葉樹に覆われたピークからは、

木の間越しに月形方面が見えていた。

ここでいつもの簡単な昼食とした。

 下山はそのまま尾根筋を下降して、

農道に当ててもよいのだが、

なにしろ傾斜が緩いので、

登路と同じくまともにラッセルをするようなものなので、

登路のトレースを辿ることにした。

登路では暗い日差しの中だったが、

下山途中でようやく明るくなりだした。

しかし遠望は低いガスに覆われている。

なんだかはっきりしない天候だ。

 駐車地に着いてかたずけをしていると、

「月形ダム」の方から車が二台下りてきた。

奥で何か作業をしているようだ。

すぐ帰途に着いたが、

私が住む地域はこの数日で、

生活道路の全てが排雪され、

ようやく広い道路に戻った。

しかしまた雪が降ると、

すぐに狭くなってしまうので、

とにかくもう降らんでくれ~

  今日の山行が私にとって、

通算4,300回目の山登りとなった。

 

 

 

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