北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.7.31 『久茶運内』(くちゃうんない・632m) 涼しい林道歩き
日曜日に『三角山』から汗だくで下山後、
涼しい格好に着替えて、
この日も「ついで登山」をすることにした。
『三角山』頂上基部の駐車地から伸びている、
「万字林道」を歩き、
約4km先の「久茶運内」(三等三角点)を往復する。
このルートも一度Hiromiと歩いている。
また「久茶運内」には、
峠を下った万字から長い林道を歩き、
数度登っている。
「万字林道」にはゲートがなく、
自由に車で乗り入れられる。
しかし山菜とエゾシカ狩猟シーズン以外は、
ほとんど入る車はなさそうだ。
短パン姿になると、
涼しくて風が心地よい。
スタート地点の標高が約680mなので、
目指すピークとはほとんど標高差がない。
従って「登る」と言うより「歩く」、
と言うのが適切な表現で、
緩いアップダウンを繰り返していく。
スタートして1kmほど進むと、
「遭難多発地帯」の貼り紙だ。
主にタケノコシーズンの遭難が多いのだろう。
だから林道の入口にゲートを設けて、
きっちり施錠しておかなきゃダメだっちゅうの!
山菜採りにおける遭難騒ぎは、
毎年必ず何件もニュースになる。
更に林道を進んで行くと、
右手に伐採地の風景が見えた。
緑の美しい伐採地だが、
伐採の跡に植林がされていない。
近年木材を必要とし、
樹木を伐採してもそこに植林する費用がないので、
そのまま放置されるところがあると聞く。
この伐採地もその一つなのだろうか?
しかしそんなことを繰り返していくと、
水害が多発する上、
将来大変なことになるが、
行政はどうしようと考えているのだろう?
標高の高いこの林道からは、
時折木々の切れ間から遠くの景色が見える。
しかしこの日は低いガスが遠くの景色を曇らせていた。
涼しく歩けるが、
何とも重苦しい空模様だ。
歩き出して3kmほどで、
最後の分岐を右の作業道に入った。
すると笹の茎に黒いものが!
よく見ると小さなザックだ。
見るからに山菜採りの物だとわかる。
山菜採りの連中はとにかくマナーが悪い。
これまでにもあちこちの林道で、
長靴、雨合羽、ペットボトル、食べ物の包装紙等、
随分ひどい不法投棄を目にしてきた。
ここでも思う、
林道入口にゲートを設けて、
一般車両の進入を禁止した方がいいと。
それにしてもこのザックの持ち主は、
採った山菜をザックなしに、
いったいどうやって運んだのだろう?
「久茶運内」までの約1kmの作業道に、
古いヒグマのフンが4ヶ所落ちていた。
伐採地が広がる中を歩いて、
いったい何を食べて生きているのだろう?
ヒグマの生息域が狭まっている割には、
個体数が増えていく現象も、
どうにも納得がいかない。
最後は荒れた作業道に入り、
間もなく三角点のそばに達した。
作業道脇の一段高い藪の中に三角点がある。
しかしこの日はもう藪漕ぎはいいやあ!
スルーして先に進み、
広い伐採地に出て昼食とした。
ここからいい風景が望めるのだが、
やはり重苦しいガスが覆ってよく見えない。
復路はまた色々なことを考えながら、
ただ淡々と歩く。
この「歩く」という動作中は、
本当に色々なことを考えるものだ。
な~んちゃって、
たいした考えも浮かばないんだけどねえ~
駐車地に着いた後は、
万字側に下って帰ってきた。
夕張を回るよりこちらの方が速いか?