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2022.8.22 『白狩峰』(しらかりみね・193m)  今度はスズメバチ!

 

 当別町弁華別の西側、

日本海との間にゆるやかな丘陵地帯が広がっている。

そこには「石狩平原ゴルフ場」がある。

どことなく魅力ある丘陵地帯を、

地理院地図で眺めてみると、

あるある三角点ピークが。

今週の月曜日はその一つに登ってみることにした。

 月曜日の朝、当別町弁華別から、

「パンケチュウベシナイ川」に沿って、

西に伸びる舗装された農道に入った。

「グランド札幌CC」の正門前を過ぎ、

更に進んで行くと、

高度を上げだして予定の林道入口が近付いたので、

林道入口の300mほど手前の、

送電線鉄塔基部を駐車地とした。

   この日は晴天で日差しが強く、

スタート時からひどく暑い。

林道入り口まで行くと、

廃道かもしれないと心配した林道は、

しっかりしていてゲートが設けられていた。

そこで初めてこの林道が、

「要六沢林道」であることを知った。

 林道に入るとすぐ伐採地が広がった。

昨年伐採されたものか?

しばらく伐採地の中を登って行く。

遠くまで見通しがきくようで、

実はそうでもない中の林道だ。

林道はやがて針葉樹林に入る。

一旦北向きに進み、

上部で大きく折り返して戻る形になる。

その戻る形での林道がはっきりしなかった。

既に廃道で分岐の見分けがつかず、

一旦藪に入ってなんとか林道跡を探し出した。

しかし長くは続かず、

濃い笹の海に飲まれた。

あとは笹を漕ぐしかなく、

そのまま突入!

密度が濃く背の高い笹は、

前方の様子を全く見せてくれない。

もがきながらジリジリと歩を進める。

そのうちスズメバチがまとわりつきだした。

最初はいつものことと、

たいして気にしていなかったが、

三角点のすぐそばまで進んだ地点で、

二匹のスズメバチが耳元、首筋の辺りまで迫ってくる。

通常スズメバチは人の周りを数回回っていなくなる。

ところがこいつは全く離れず、

どうみても攻撃してくる様子だ。

私は過去に4度スズメバチに刺されたことがあり、

その激しい痛みがよみがえった!

「まずい、このままでは刺される!」

濃い笹の中で三角点の位置を、

チラッと確認して逃げた!

もう濃い笹の中でもがいている場合ではないので、

南側の斜面を下った。

すると急に藪が薄くなった。

「助かった!」と駆け下りた。

ここでようやくスズメバチの攻撃から逃れた。

実はこの斜面を下ると、

当初の舗装林道に出ることを知っていた。

そして下山はこれを下る予定だった。

林道までわずかな距離なのだが、

藪が濃いと予測して、

できるだけ林道を登ることにしたものだ。

 舗装林道に下って「ホッ・・・」。

舗装された林道を駐車地まで戻る。

その過程でこの林道が、

「五の沢林道」であることを知った。

舗装されて立派な林道の割に、

車が走ることはほとんどなさそうだ。

 途中南側に広がる伐採地に出て昼食とした。

そこからは「石狩平原ゴルフ場」が見える。

なかなか雰囲気の良い丘陵地帯で、

期待した通りだった。

この先もう少しこの辺りを歩いてみよう。

 駐車地に戻ってもひどく暑く、

スズメバチに追い回されたことで、

ぐったり疲れて帰途に着いた。

 

 

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