北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.8.25 『上田』(126m)~『高岡山』(137m) 魅力あふれる丘陵地帯
今週は火、水曜日と二日間の出勤だった。
来週は月~水曜日と三日間出勤の予定。
木曜日の朝、車中泊二泊分の準備をして家を出た。
天気予報を考慮して、
北に向かう予定だった。
ところが家を出て間もなく、
スマホを忘れたことに気が付いた。
「あっちゃ~っ!」。
スマホがなければ女房と連絡を取ることができず、
己の身に何かが生じても、
救助を求めることもできない。
スマホに振り回されたくはないが、
現在の状況として、
なくてはならないものだ。
一旦家に戻ると、
既にモチベーションガタ落ち!
そんな大事なものを忘れた自分が、
もう嫌で嫌でたまらない68歳!
遠出なぞする気が全く失せてしまった。
それで出かけたのが、
今週の月曜日に行った、
当別町弁華別の西側に広がる丘陵地帯だ。
この辺りは我が家からだと、
片道30kmほどで、
馬追丘陵と距離が変わらない。
細かいことを言うようだが、
燃料代節約地域だ。
先日スズメバチに狙われたのが、
「パンケチュウベシナイ川」に沿って伸びる、
舗装された農道の先の、
「五の沢林道」北側の地域だった。
それで今回は南側の支線林道に入って、
二つの三角点をつないでみることにした。
「五の沢林道」のほぼ最高標高、
と思われる地点に支線林道への分岐があり、
十分な駐車スペースもあった。
車から降りると空が実に美しい。
辺りにはススキがびっしり穂を出している。
もう秋だ。
支線林道にゲートはないが、
そこはいつも通り歩いて行く。
歩き出してすぐ樹林の中を進むが、
間もなく樹林が切れて、
広々とした風景が広がった。
ここから先は殆ど遮るもののない風景の中に、
林道が直線的に伸びて行く。
いやあ、まさかこんな風景が広がるとは、
全く予想していなかった。
はじめは伐採地が広がっていたものの、
その後は伐採された感じではない。
もともと草原だったのか?
歩き始めて1kmほどで、
左手の小さな塊に三角点標石を見つけた。
四等三角点「上田」。
また林道を歩き、
間もなく現れた作業道に入り、
しばし広い風景を眺めた。
すぐ東側にはきれいに整備された、
「石狩平原ゴルフ場」が見えている。
そして更に歩を進めていくと分岐が現れ、
地形図に記された破線林道は、
笹に飲み込まれていた。
ただ予定した林道も、
雑草や笹に覆われ、
そろそろ廃道といった状況だ。
一面ススキが生い茂る中、
下草に覆われた林道を歩いて行くと、
とうとう林道も消滅した。
しかし目指すピークは笹原の向こうに見えている。
ここからは笹漕ぎ、ススキ漕ぎで登って行く。
樹木がなく日当たりがいいので、
笹の密度が濃い。
ピークに着いて三角点標石を探す。
あまりにも笹が濃いので見つけられないのでは?
と不安がよぎる。
しかし見つけたよ!
三等三角点「高岡山」。
濃い笹を刈って標石を露わにした。
このピークからは、
東から南にかけて遮るもののない風景が楽しめた。
この程度の標高で、
これだけ展望がいい三角点ピークはめったにない。
下山は同ルートを引き返す。
少し戻って送電線の下で昼食とした。
そこからは「高岡山」がすっきりと確認できた。
そしてまた常に見通しがきく林道を、
楽しく歩いて行く。
ただ、往路では向かい風で涼しかったのだが、
復路は追い風となるため、
けっこう暑くて疲れた。
そして駐車地へ。
空は青く、緑は美しく、風景はどこまでも広くのどか。
標高が低い、四等三角点だから、
とバカにすることなく、
コツコツと登り歩いていると、
必ず素晴らしい風景に巡り合えることを証明できた山行だった。
帰りには当別町の花卉農家が直売している、
美しいカスミソウを買って女房への土産とした。