北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.10.3 『花美有山』(309m) 崩壊地の沢筋から尾根へ
先日月曜日の朝は、
厚真町高丘地区で目覚めた。
この日は先月「厚幌ダム」の湖岸から登った「花美有山」に、
Hiromiが初めてのルートである、
沢筋から登ることにしていた。
厚真町幌内地区と高丘地区を結ぶ林道、
「幌内~高丘線」の高丘側から、
「パンケ沢川」の上流部に入り、
沢伝いにピークを目指すもの。
林道脇を駐車地として、
すぐ作業道に入った。
作業道とは言っても短く、
すぐに終点となる。
そしてそこからすごい風景が広がる。
「胆振東部地震」で崩れた斜面の流倒木が、
いまだに山のように折り重なっている。
作業道が残っている部分は、
既にかたずけられてきれいになっているのだが、
ここも一歩奥に入るとご覧のような風景だ。
そんな中で流倒木を乗越したり、
くぐったりしながら越えて行く。
足元が不安定なところなので、
慎重に歩を進める。
前を行くHiromiは、
ルート取りに戸惑う場面が多々生じるが、
徐々に流倒木が減って、
水量の少ない沢筋が見えると、
迷い無く歩けるようになった。
すると沢の幅が狭まり、
傾斜も出てくる。
狭い沢筋を行き、
一段上がって斜面に取り付いた。
ここも崩壊した斜面だが、
地震後の4年という年月が、
表面の柔らかい土砂を洗い流し、
固い部分が露出している。
ズルズル崩れるよりはるかに登りやすい。
しかし斜度があるのできつい。
ヒーコラ言いながら、
Co.280で尾根上に上がった。
振り返る西に広がる風景がいい。
あとは多少の笹漕ぎで、
500mほど先のピークを目指す。
そしてニ等三角点「花美有山」。
本当はこのピークに直接突き上げる斜面を登るつもりだった。
ところが記憶はあいまいなもので、
別の枝沢に入ってしまった。
しかしその結果、
きれいに周遊するルートができた。
下山は「幌内~高丘林道」方向に歩き、
林道の最高標高辺りに下った。
それを高丘方向に下る。
この林道から広がる風景が素晴らしくて、
何度でも足を運びたいところだ。
2年前までは「胆振東部地震」で、
ズタズタに崩壊していた林道だが、
昨年全線で災害復旧工事が終了し、
現在はきれいな林道だ。
そしてここには「胆振東部地震」の爪跡が、
今もしっかりと残されている。
そんな風景を一度は目にしておくことをお勧めしたい。
駐車地が近くなって、
路上にシマヘビを発見!
おいおい、もう10月だと言うのに大丈夫かい?
駐車地に戻って高丘方向に車を走らせた。
すると林道の出口近くで、
路面に深い雨裂ができており、
通行不能となっていた。
せっかく開通した林道が、
また通れなくなるとは、
この地はつくづく災害に弱いところなんだなあ。
仕方なく引き返して大きく遠回りをし、
幌内経由で帰途に着いた。