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2022.10.8 『佐妻山』(296m)  雨雲から逃げて・・・

 土曜日に新日高町三石で、

雨の中の「天狗山」下山後、

青空が見える方に向かって車を走らせた。

そして新日高町静内西川で、

ようやく雨から逃れ、

とある林道に入った。

この林道を200mほど走ると、

広い草地が現れたので、

これを駐車地とすることにした。

駐車地からは奥に、

これから向かう山並みが、

伐採地の向こうに見える。

なかなかいい雰囲気だ。

青空の下で初めて登る山への期待感が膨らむ。

 準備を整えて林道を歩き出そうとすると、

道路脇に大量の不法投棄だ。

冷蔵庫、テレビ、タイヤ、自転車等が、

山となって捨てられている。

ひどすぎる!

どこにでもいる、

「自分さえよければ」という輩。

本当に腹が立つ。

林道はゲートで車両の侵入を規制しなきゃダメだ。

 林道は長く続かず、

間もなく広い伐採地と土場に出た。

数年前に伐採されたようで、

辺りが緑一色だ。

その中に鉄道の線路を支える、

枕木が大量に積み上げられていた。

 伐採地を登っていくと、

背後に中日高の山々の風景が広がる。

その中で目立つのが、

『笹山』と『ペラリ山』だ。

ここに伐採地が広がっていなければ、

目にすることができなかった風景に感動。

早速「この山を選定してよかった」、

と自らを褒めた。

 伐採地の最上部で藪に入った。

腰から胸程度の笹漕ぎだ。

広い笹の海での下山を気遣い、

Hiromiが自主的に、

要所にピンテを付けて進む。

そしてまず駐車地から見えていたピークに立った。

これは地形図上に記された、

「156m標高点」だ。

またそこからは、

その奥に次なるピークと、

それに続く尾根が見えていた。

またここからの尾根は、

藪がほとんどなくなり、

歩きやすくなった。

 楽な尾根歩きを経て、

枯れたワラビに覆われたビークへ。

これが目指すピークかと思っていたが、

それは更に先にあり、

木間越しにわずかにピークが確認できた。

そして歩を進めると、

今度は細尾根で、

両側がスッパリと切れ落ちている。

どっちに滑落しても大変なことになる。

慎重に細尾根を行く。

細尾根の終盤は急登だ。

これが滑るし、

足を滑らせれば崖下に滑落だ。

Hiromiがスリップして、

ドキッとする場面も。

それを下から見届けて、

こちらが最後の登りに取り掛かると、

Hiromiはスタスタと行ってしまった。

そして大声が聞こえた。

「あった!」

続いてピークに向かい、

三等三角点「佐妻山」

三角点標石は、

細尾根の上にあった。

ここまで細い尾根の上の標石も珍しい。

この時点で11時を過ぎていたので、

我々の昼食時刻だが、

細尾根の危険箇所を、

クリアしてからでなければ落ち着かないので、

すぐ下山を開始。

また慎重に危険箇所を越えていく。

Hiromiを先に歩かせたが、

今回は問題なく下っていく。

そして自ら付けたピンテを、

残らず回収。

笹の海を抜け、

伐採地に下って昼食とした。

いい風景を眺めながらねえ~

 昼食後雄大な風景を眺めながら、

トボトボと下って駐車地へ。

この時点でまだ13時前だったが、

山行はここで打ちきり、

この日も新冠町の「レコードの湯」に向かい、

広い駐車場の片隅で、

濡れた登山靴、ザック、雨具等を乾かした。

その間昼寝もしたが、

「今寝たら夜寝れないからダメだ」

と言ったHiromiが、

10秒後にはイビキかいてるんだからねえ・・・

 昼寝の後入浴したが、

終わって車に戻り色々処理していると、

「あっ、腕時計がない!」

どこで落としたのか、

まるで記憶がない。

それでとりあえず「レコードの湯」のフロントに行ってみると、

「これですかぁ?」

と言って女性が差し出してくれたG-SHOCK。

よかったぁ~

「レコードの湯」の駐車場から、

この翌日登る予定の「取拂山」が見えていた。

そしてその夜、

「昼寝したら夜寝れない」、

と言っていたHiromiだったが、

夕食後歯を磨いたら、

18時には大きな寝息をたてていた。

なんぼでも眠れるやつだぁ・・・

 

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