東京と九州を結ぶ寝台特急「富士・はやぶさ」が3月13日発の列車をもって廃止となりました。ここのところ相次いでいる列車の引退・廃止ですが、「ブルートレイン廃止」ということで、今回も新聞・テレビ各社で取り上げられました。
私としては関西を深夜に通るため、乗車する機会のなかった列車の一つです。それにより、少ない記録から写真をひっぱってきました。
(クリックすると拡大します)
列車案内です。上が大阪駅。発車時刻はAM1:08。終電が発車した後、寝静まった車内に途中から乗るという時間です。ラストランでは「爆弾設置をした」というイタズラのせいで、京都から遅延が発生し、1:20頃に大阪を出発したようです。
下の表示は東京駅。「東京駅を起点とする最後の寝台列車」の表示だと考えると貴重ですね~。
つづいて東京駅です。廃止の話題が高まりを見せる前のとある一日です。
東京駅では機関車が前の方にあって全体を写せなかったはずです。それゆえ連結部を撮影しました。EF66と14系客車。背後にはE4系が停車しております。
EF66に「関」の文字がありますね。
つづいて「富士」と「はやぶさ」の連結部。
門司駅で大分行き「富士」と熊本行き「はやぶさ」の分割併合が行われます。
今後は「新幹線か飛行機で行ってくださいね」ってことになりますね~。
車内を覗かせていただきました。2段B寝台です。
連結部の貫通扉にある「富士」のヘッドマークです。こうしてみると、シンプルな絵柄ですね。
まもなく発車時刻。長い間使われてきた車体は各所に痛みをみせてます。
この“ブルートレイン”。一夜の寝床が離れた土地へ自らを連れて行ってくれます。それは一種の非日常的世界であると同時に、一晩の中で冷静になって己の心と向き合わなければならない時間を避けられないという、どこかしら重たい空気を感じさせる色に思えます。
ブルートレイン「富士・はやぶさ」は、静かに東京駅を発車して行きました。
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ラストランのあった昨夜、東京駅にはおよそ3000人のファンがホームに詰めかけたそうです。0系引退のときも新大阪はすごかったですが、それに匹敵するくらいの混雑ではないでしょうか。午後6時の東京駅、あのせまいホームに人が集結するとなると大変だったでしょうね…。
最後に、ムービーでしめたいと思います。博多に到着する「はやぶさ」号です。
(クリックすると動画を再生します)
2009年3月14日、ダイヤ改正にて九州発着のブルートレインは姿を消しました。
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