acc-j茨城 山岳会日記

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2014年雪上訓練(ビーコン主体)

2014年04月08日 20時10分18秒 | 山行速報(雪山・アイス)
2014年雪上訓練(ビーコン主体)
久しぶりで雪上訓練を4月6日谷川岳付近で行った。以前は毎年、雪上訓練、岩登り訓練、救助訓練を行っていた。山岳会は、それらの訓練を毎年行うのがあたりまえ、と考えている俺の頭が古いのかも知れないが、近年参加者が少なくなって自然とやめてしまっていた。そういえば当会が合宿をやらなくなって久しい。「同じ釜の飯を食って・・・」などと言ったら今の若者には笑われるのかも知れない。今回は参加者がまとまったので楽しく行うことができた。東京から3名、岩手の遠地から1名、茨城から6名、計10名の参加者があった。
今回はビーコン捜索主体の訓練である。まず1個のビーコン探し、次に2個、最後は3個を埋めて捜索訓練だ。深く埋めるとゾンデの必要性が高くなる。途中で人間を埋めてゾンデの感覚を覚えてもらう。ザックにビーコンを入れて、近くまで行ったらゾンデを行い掘り出す。皆さん要領を覚えてきて、だんだん見つけるのが早くなった。
お昼頃から雪が激しく降ってきて、掘り出した後の搬出訓練を行う。ツエルトを使っての搬送方法。スキー板を使っての搬送方法。岩手のK氏が持っていた、スコップにもピッケルにもソリにもなるアイテムは軽くて便利に感じた。
最後に滑落停止を少々行って終了とした。雪が降っていなければあと2時間位やりたかったが、まあそれなりの訓練ができたと思う。これらの技術を実際に使うことがあってはならないが、訓練は繰り返し行うことによって身につくものであることを肝に銘じていただきたい。


さあ!ビーコン捜索訓練の開始!!

こーじゃねえ!あーじゃねえ!船頭さんばっかり!!


まず一つは見つけたぞ!次だー!!

人間を埋めてゾンデの感覚を覚えてもらう


ツエルトを使った搬送訓練

雪玉を使ったツエルトとの結び方

実際に搬送してみる

山スキー板を使ったソリの作り方の例

                                    ガストンガニマタ