2020/9/11 南会津・小三本沢
集合時間。
小雨舞う、入叶津。
さて、どうしたものか。
すっきりしない天気予報に山行中止もよぎったが、前日に山行決行の決断をした。
そして当日。この天気に少し責任を感じつつ、茨城組と合流。
Kikさんは、「大丈夫だよぉ~。そのうち(雨が)あがっぺよぉ~」と言う。
根拠もなくそう言い切るのはいかがなものかと訝しながら、スマホで降雨レ-ダ-を見る。
どうやら、この小雨は1時間ほどで上がるらしい。
便利な時代だ。
いやしかし、だ。
kikさんの携帯は確かガラケ-のはず。
あなたの感覚は文明の利器をも超えているのか?
kikさん、あなたは最強なのか?
小三本沢は浅草岳の山頂近くにある天狗の庭という草原に突き上げる日帰りとしては少し長めの沢。
時間のロスは痛いが、初めから雨に濡れながら行くのも快くない。
ということで1時間遅れの出発。
メンバ-はkikさん、Kei2さん、endさん、sakの4人
sakにとっては久しぶりのパ-ティ-山行。
ゲ-トを過ぎてなお立派な国道を、近況など話しながらテクテク歩いて林道入り口。
その林道を終点まで詰め、小三本沢へ入渓。
下流部は崩壊が進み濁った沢とドロドロの泥壁に挟まれた流れを行く。
なんだか、温泉でも出ていそうだね、なんていいながら黙々と進む。
崩壊地を過ぎると途端に流れは澄み、魚影が走る。
ということで、それぞれに竿を出す。
そのころには青空が覗き、竿に止まる赤とんぼが秋の訪れを告げていた。
安沢出合で納竿し、大休止。
endさんが仕込んできたホットサンドを皆でいただく。
ホイルで包んだサンドウィッチを軽く焚火で炙るのだが、ほんのり温かくて美味。
さすがシェフ。(本業です)
ここからは遡行に専念。
途中の滝場は最初だけ軽く巻いて、あとは直登やへつりが可能。
なかなか、楽しめるところだ。
大滝は右岸の藪を巻く。
慣れていないとキツいかもしれない。
小三本沢は癒し系かなと思っていたけど、沢登のいろんなシチュエ-ションがコンパクトにまとまっている良渓。
kei2さんはいつか行きたい沢の一つだったらしい。
そういう山に同行できることは、なんだかとても嬉しいものだ。
大滝上からは源流の雰囲気漂う。
だけど、なかなか長い。
明らかに両岸が開けてくると天狗の庭はもうすぐ。
登山道には小さな木橋。
なんとか、天気も保ってくれた。
後続を迎えようと、振り返れば虹がかかっていた。
下山途中から雷雨。
雷鳴轟く中、キノコに余念のないkikさんがトンビマイタケを見つける。
なんだかんだ言って、やっぱりkikさんは最強なのかもしれない。
sak