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色あせない作品ってありますよね。
私にとってのその一つの作品が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズです。
以前、親友との会話で、彼もこのシリーズは今見ても新鮮だと評価しておりました。
私もそう思います。
この作品を観ていると、元気だった日本経済やアメリカを思い出しますね。
作中にも、ドクの発明したタイムマシン「デロリアン」のタイムサーキットの部品には「メイドインジャパン」の文字があり、それを1955年のドクが「壊れて当たり前、日本製だから」というセリフがあります。
そこへ返したマーティの一言、「性能がいいのは全部日本製」。
この映画、別に親日ってわけではないでしょうけど、ちょうど時代がバブル絶頂期で世界中の物を日本が買っていると言われていた時代の影響だからなんでしょうね。
そして、パート2の舞台2015年では、マーティの上司は日系人。
今年は2011年ですが、あの映画のとおりなら2015年には車は空を飛んでいます(笑)
でも、3Dの普及などは現実の世界でも起こっていることですので、だからこそ色あせないのかもしれません。
さて、あの当時と現実世界ではやはり違うのが、世界の勢力図が変わったってことですね。
ソ連って国は無くなり、中国やインドといった国々が経済大国へと成長して、当時の先進国は経済状態がかなり疲弊してきています。
日本もあの当時の人が見たら、かなり驚くでしょうね。
まさかねー、こんなに経済が停滞するとは・・・。
でも、技術力はたしかに向上していると思います。あの当時はこんなにネットや携帯電話が普及するとは夢にも思いませんでしたし。
それに、ipad等も出現するとはね。画面上で本をめくることができるなんて、映画の中だけだと思ってましたから。
そのうち「マイノリティリポート」みたいに記憶をファイル化して立体化できるかもしれません。
でも、せっかく創るならば「デロリアン」タイプのタイムマシンって作ってもらいたいものです。
あの当時、まだ小中学生だった少年はいつか「デロリアン」で140キロ(アメリカでは時速77マイル)出して未来や過去を見てみたい・・・と夢見てきたものです。
でも、1885年だと日本は明治時代、1955年だと昭和30年です。
実際は行ってもかなり戸惑うんでしょうね。
とまあ、色々と思いますが、単純に映画作品として観ても、かなり新鮮です。
何度も観てはいますが、何度観ても楽しいんですよね。
ちょうど、パート3が日本で映画放映されていた当時、私は受験で映画を見に行くってこともできずに小説を買って熟読していた記憶があります。
おかげで、映画バージョンと小説バージョンでは若干の違いを知ることができたことと、しかもあの当時映画のトラック版のCDを購入して聞いてました。(当時14歳頃)
今考えたら、なぜ他のアーティストのCDを購入しなかったのだろうと思いますが、たぶん興味のあるアーティストがいなかったんだと思います。
当時、ドラマもそれほど興味がなかったくらいですから(当時はトレンディードラマ全盛期)。
こんなに熱を入れた作品はこの作品が初めてですね。
こんな状態ですから、ユニバーサルスタジオにデロリアンが展示されていると聞いた時は行きたいと思ったものです。
だが、未だ行けずじまいです。
実際はアメリカや大阪になかなか行っている余裕がないってことですが。
いつかは実物を見てみたい、できるなら乗ってみたいものです。
この作品、田舎に住んでいた少年の心をかなり揺さぶった作品でした。
よーし、昔録画したビデオでまた見てみるかなー。