先日、私が仕事しているもうひとつの職場(板橋区にある某女子大学)にて懐かしい食べ物とご対面できました。
当日担当いただいた講師の方よりいただいたのがこちら。
千葉県の房総地域では当たり前の太巻きお寿司です。
私はあまりにも当たり前の存在な食べ物なので、全国的な食べ物だと大人になるまで思ってましたが、これってじつは「ご当地食べ物」だったんですね。
房総地域では冠婚葬祭やらちょっとした集会などでは家庭の味ってな感じでお婆ちゃんやらお母さん方が作って振舞うポピュラーな食べ物なのです。
最近では図柄に「ムーミン」や「トトロ」なども登場します。
私もご相伴に預かります。
酢のよく効いた甘酸っぱい酢飯とよく漬けてある人参や干瓢を食べると、懐かしい房総の風景がよぎります。
大変おいしゅういただきました。
我が家ではここに甘いデンプを加えます。
現在では「道の駅」などでこの太巻きの販売が行われているようで、地元以外の方には旅に来た味として定着してきているようですね。
「なめろう」などもそうですが、あれも私は全国区と思ってましたが、どうも郷土料理だったようです。
私も千葉県出身ですが、基本的に東京が近い環境もあって、自分達の地元料理ってのはついついありきたりって感じる面が強いのだと思います。
でも、案外そんなことはないと県外に出て初めて知るわけです。
そしてこれが「商売のタネ」に化けます。
なるほどなー、いすみ鉄道の社長さんが言っている「ここにはお金が落ちている」ってのは、こういうこともあるのだなと最近ではつくづく感じますね。
見る角度を少し変えて見てみると、まったく違った輝きを放つのですね。
そんなことを改めて感じたひと時でした。