きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

小田急線23時に起こった出来事

2014-06-05 09:45:06 | ブログ

先日、仕事帰りに利用した小田急線「快速急行藤沢行」。

たしか新宿駅発は22時50分前後。

私は並んで座席を確保したのですが、私の隣の女性の前にはやや眠そうな(酔っているのか?)女子大生くらいの子がつり革につかまって発車を待ってました。

やがて電車は発車。

発車してしばらくすると、その女子大生風の子はしゃがんだりしています。

目の前の女の子(こちらも同年代くらい)はスマフォをいじって見て見ぬふり。

私も最初は様子を伺ってましたが、さすがに下北沢で席を譲りました。

ちょうど近くにいた白人の老人。

そんな私を見て、「goodjob」という感じでニコリと笑顔を返したのですが、その後にこの子は更なる悲劇を起こしてくれるのです。

私もほぼ前くらいに立って乗車しておりました。

快速急行は下北沢を過ぎたら新百合ヶ丘までノンストップです。

しばらく座席で寝ていた女の子。

登戸を過ぎた辺りから、やおら起きまして体がかゆいのかかきむしり始めました。

その行動に隣で座っている女の子も怪訝そうにしてました。

だが、いきなりビニール袋を取り出したかと思うとその中に嘔吐

嘔吐臭が周囲を覆います

どうやら彼女はお酒を呑んで酔っ払っていたのでしょう。

しかし「快速急行」

新百合ヶ丘まであと数駅を残してますのでノンストップ。

隣に座っている女の子はそれまでシカトしていたのになぜか私に助けを求めるような眼差しで訴えてきます。

「この状況、何とかしろよ」と。

はぁ~

自分ではシカトしているのにそこで何助けを求めてるんでしょ?このコは?

当然、そんな無言の訴えなどは無視です。

ただ、どんどん嘔吐を繰り返す女の子。

さすがにさきほどの外国人の老紳士がティッシュを彼女に渡しました。

彼女は礼も言わずに受け取って使い、私もティッシュを渡そうとしましたが、ちょうど電車は新百合ヶ丘に到着。

嘔吐していた彼女も下車して反対ホームに停車中の各駅停車「相模大野」行きに乗車していきました。

私も嘔吐臭のする電車は利用したくないので別の電車を利用するために新百合ヶ丘で途中下車。

白人老紳士も新百合ヶ丘で下車しました。

この出来事で、私は人の温かさと冷酷さを改めて感じました。

たしかに酔っ払って嘔吐した本人はよくありませんが、でも目の前で苦しんでいるのにシカトするってのもどうなんでしょう?

しかも自分に災難が降りかかったら「助けてくれ」とは・・・。

嘔吐した時、私は駅乗務員を呼ぼうと思いました。

普段は私が気づく前に他の方が介護とかしているのです。

でも、今は私しかいないんだなと思うと、それは「いつやるか?それは今でしょ!!」となるわけです。

普段は何もしなくともそこまでは考えます。

私は普段から人を助けるから助けてもらえると幼き頃より教えられてきた経験があります。

これが「道徳」ってことなんでしょうけども。

あとは義侠心ってことなんでしょうね。

「目の前の困っている人間を見捨てることはできねー」ってやつです。

今回の出来事は、外国人の老紳士に義侠心を感じたのと周囲の日本人(とくに嘔吐した同年代くらいの女性)のドライさをまざまざと見せ付けられた出来事でした。

私は思います。

自分がまず助けを求めるならば他人を助けなくては、他人は自分を助けてはくれません。

仏教だか言い伝えだか忘れましたが、助け合いって本当に大切なんだなと感じた出来事でした。

コメント
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