とある某教育関連業界でのお話です。
それ以前に働いてた不動産会社とは畑違い(業種が異なる)なので、専門用語などで慣れるまでは戸惑いなどあるだろうとは覚悟しておりました。
何しろ、「ガイダンス」って言葉は知ってても意味を詳しく知らない状態でしたから(笑)
でも、意外に現場で働いてる人に言葉の意味を聞いても誰も答えられないんですよ。ただただ、ガイダンス現場を見せるだけ。
ガイダンスとは日本語で説明会という解釈(あくまでも私個人の解釈なんですが)。
教育業界なら説明することが得意なはず・・・とイメージされると思いますが、実際はそんなことありません。電話での問い合わせでガイダンスの意味を聞いているのに、日程や内容を説明するスタッフすら存在し、パンフレットにすらただガイダンスとあるのみですから。
そう、意外にもみんな「知ってるつもり」で話してるんですよ。
でも、こんなことはよくあるお話です。本題はこれから。
専門用語でもなんでもない通常の日常会話をしているだけなのに、まるっきり言葉の意味が異なるパターンがこの会社には存在してました。
例えば「カウンター前に案内板を設置してください」と言われますよね。
当然、言われれば言われた通りに設置します。
ここで「案内板にはどのような内容を記載しましょうか?」と聞くと
「フィーリングで」と真顔で返されるのです(笑)
いやいやフィーリングって、わからんから聞いてるんでしょうが!!
そうすると「わかりますよね?これまでの会話で」と返答があり
「すみません、それでも不明なので伺ってるのですけど」
「こんなこともわからないの?」
「では、○○の内容でいいですか?」
「いいですよ」
で、設置します。そうすると別の人から
「あれじゃわかりづらいから○○したら」と言われ
指示した人に相談すると
「変更しなくともいいんじゃない」と言われます。
それなら変更しないでおくとまたまた別の人からも「わかりづらい」との声があがり、声をあげた人と指示した人と話を聞くと、指示した人からは
「こういう意味で言ったわけではないんだよ、もう少し理解してくれないとさぁ」
いやいや、具体的な内容なんて指示してねーだろと。あえて言えば「フィーリング」ってだけ(笑)
まるっきり不毛な議論の「賢人の知恵」状態です。
【6月21日配信】新番組!お役所仕事の大東亜戦争 第1回 「賢人の知恵」で語る大東亜戦争 倉山満 上念司【チャンネルくらら】
指示を出した人はろくに具体的なことを考えもせずにただ言っただけ。
でもこれがマネジメントする側の普段の行動でした。
このような状態では、現場にいるスタッフは何を信じて動けばいいのか、一々考えながら行動するようになります。
私が現場で感じた違和感がまさに「日本語は話しているけれど意味が通じ合ってない」状態だったのです。
現場のスタッフに聞いても、各個人で同じ業務なのに説明がバラバラ。本社側もまたバラバラ・・・。
しかも本社側には情報をねつ造する妄想癖のある人が多いせいか、珍妙な日本語の拡大解釈が繰り広げられます。
こんな状態で外部で取引しますよね?
すると当たり前なんですけども「言葉の解釈」でトラブルになるのです。
当時、取引先に行くと必ず言われたのが「おたくの上は何を考えてるんだ、毎回来るだびに言ってることが違う」とクレームをもらうわけです。
取引先からのクレームなので、担当している課長等へ報告するのですが、まるっきり改善しない。
しばらくすると本社内で聞こえてくるのは取引先のネガティブキャンペーンです。
「あの会社は色々と面倒なことばかり言ってくる」「担当者を外してもらおう」等々・・・。
おいおい、ろくに調べもしないでねつ造って、どっかの国のマ〇〇ミか特定野党と変わらないじゃないか。
すごいなぁと思えるのは、取引先を自ら排除して平気な考え方です。
よほど自分達の会社のブランドに自信があるのでしょう(私はとてもそんな自信なんて持てませんでしたけど)。
このネガティブキャンペーンが社内の従業員にも向けられるわけですから、やたらと労働事案で訴訟を起こされるのも当然です。
ただ、一見はごくごく優良企業に見えてしまうのがこの会社のあえて言うならすごいところです。
言葉遣いだけならやたらと丁寧ですしね、パワハラなど無縁に感じてしまうのです。
なかなか入ってみないとわからないことですが、就職面接や電話対応などでも気づけることがあると思いますので、これからこの業界を目指してる人は気を付けてくださいね。
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