きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

各環境でのサービスの考え方

2016-11-06 01:19:07 | ブログ
私は今年、それまでの相模原から実家のある千葉の大多喜に移住しました。
地方の自治体ですので御多分に漏れず、少子高齢化の進んでいる地域となっております。
平成の大合併で、隣接している自治体は合併して新たな市を誕生させてますが、こちらはとりあえず合併せずに存続。
しかし、町内の学校関連施設は子供の減少もあり、どんどんと統廃合を進めております。
千葉県内でも県立高校の統廃合もかなり進んでいるようですね。

運営コストなどを考えると、統廃合もやむなしなのかもしれません。
でも、人口減少、少子高齢化、過疎化が進む地域で「採算取れないから廃止」とバッサリ切り捨てるだけの対応で根本的な解決になるのでしょうか?
住民が減っているとはいえ、まだその地域には住んでいる住民が居て少なくなっていても子供も居るでしょう。
その子供たちや親はどこの学校に通わせるのか?
自宅からかなり離れた学校へ親が送り迎えするかスクールバスなりを利用するしかありません。
もちろん鉄道や通常の交通バスもありますが、毎日の通学を考えるとかなりの負担です。
進学も通う学校が減ってしまえば選択肢も減ります。
人口の多い地域に住んでいる子供は競争も激しいかもしれませんが、その分徒歩圏内で通学できる学校はあるし選択肢も多い。
もし地域にとくに愛着なり住んでいる理由が無ければ、私だったら便利な地域に引っ越します。
都内は家賃コストが高いので、そこから離れている多摩地域や相模原などの近郊の比較的家賃コストの安い地域へ。

でも、そうなってしまうとますます過疎化が進んでしまいます。
ローカル鉄道でもそうなんですが、「廃止した地域は衰退する」現象は鉄道だけでなく学校なども当てはまります。
学校施設は更新したけども学生が少ないので廃止した、現在はたまに地域のイベント会場に使うだけ・・・。
これって、これまでの「箱物行政」と同じでは?

教員免許はあるけども職場が無いので教師になれない、または教師になったはいいけどもあまりにハード(保育士も含む)で続けられない・・・といったことを聞きます。

私は各地域で抱える問題が様々なんだから、画一的に「統廃合」ってやるよりも、せっかくの人材や施設を活かした方法を考えてみるのもいいのでは?と思います。
私は以前の仕事で大学での生涯学習講座運営業務をしていましたが、ネット等の通信ならいざ知らず、対面授業だとなかなか田舎では受講する機会って少ないなと思ってました。
例えば、廃校の学校を復活させ、小人数でも授業は行う。
当然、余っている教室施設がありますが、その施設は授業の邪魔にならないようにしながら大人や高齢者など向けに生涯学習講座などを開催する。
講師は教員免許は保持しているが教員になる機会が無い先生などを講師として社会人向けの授業を行う。
他地域からの講師には近所で空き家となっている家屋を自治体が割安で賃貸紹介する。

あくまでも例えばと断ったうえでの考え方なんですが、これがうまくできれば通学できる範囲の学校の確保、雇用創出、転入者獲得もできるのではないでしょうか?
転入者としても働く場や子供の学習環境、居住環境がある程度整っていると転入しやすくなりますしね。

今回は柄にもなくそんなビジネスなことを考えてみました。

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