今年はまだ柿の季節がやって来てませんが、青柿などを眺めていると毎年正岡子規の有名な俳句が出てまいります。
ふと思い出したのが、以前に大学関連のお仕事で通った生田駅近くの柿の畑。
駅そばで必ず見かける畑なんですけど、この時期になるとよく実った柿がなりていたもんです。
柿が赤く実る頃になってくると大学では学園祭のシーズン。
秋から冬へと移ろいゆく頃のちょっとしたお祭り気分になる時期です。
10年ちょっと前くらいですかねぇ、荷物を担いで大学へとスーツで通っていたのは。
生田は当時住んでた家からもさほど遠くないし、わざわざ都内に行かないので通勤が楽でしたから、残業もなくとっとと帰ってたもんです。
帰りにちょっと立ち寄って一杯ひっかけてね(笑)
土曜の仕事帰りに、一杯やった後でもスーパーなどはまだ営業中ですから、そのまま買い物して夕飯作って自宅で食べたりしたもんです。
神奈川って案外と寒さが厳しかったりしますからね。
この時期くらいからおでんなどの温かいお惣菜を買って、晩酌のおつまみなんぞにしてました。
まだ若いからできてたんですけど、スーツ着て満員電車の通勤で不定期のシフト制ってよくまぁやってたなと。
しかも訳の分からない残業までしてってねぇ。
この頃には『仕事を変えなくては』『環境を変えなくては』と考えていた頃です。
その後に体調を崩して入院することになるのですが、予兆は感じていたのでしょうね、本能的に。
今年もそろそろ柿の季節がやってきます。
生田駅近くの柿もまた赤く実っていくことでしょう。
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