きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

『東海道中膝栗毛』、子供の頃になぜか夢中になって読みました。

2025-02-20 11:20:13 | 本と雑誌
小学生頃でしたかねぇ、なぜか『東海道中膝栗毛』って本に夢中になって読んだ記憶があります。

たしかその後にドラマだかアニメだったかやってたかもしれませんが、小説でねぇ。

語り口が面白かったのかもしれません。

挿絵も浮世絵風でして、そういうのが私の心に刺さったのかもしれません。



やじさん、きたさんの二人のトラブルがらみの珍道中。

子供心に『いやいやいや、そこはダメでしょ』ってツッコミながらも『でもわかるなぁ』と不思議になってしまう。

そう、どこか憎めないし突き放せない。

それがこの二人の魅力だろうし、また捨てる神あれば拾う神ありで、周囲もなんとなく助けてなんとか危機を乗り越えていく。

で、オチに川柳だったか狂歌だったか。

読みながら東海道を旅をしている気分になれたもんです。



エピソードはいくつもあり、例えば小田原で『ういろう』を食べたら、お菓子じゃなくて薬だったかロウソクだったかの失敗談。

すみませんねぇ、記憶が曖昧で。

好きなのは五右衛門風呂のお話。



五右衛門風呂に初めて入って、板が浮いている。

板は釜の底が熱いので、それを避ける為のものなんですが、知らずに取ってしまう。

で、そのまま入ったら足が熱い。

はて、どうしたもんだろう?

と、視界に入ったのが下駄。



よし、これを履いて入ろうと下駄を履いて入浴したってお話。

これ、端から聞いてれば『間抜けなお話』なんですけど、実際に当事者になったらどうでしょう?

たぶん、お店の人に聞くか、やはり同じことをしたかもしれません。

そうなんです、現代でもありえそうだから、ついつい読み込んでいったというのが私が感じた魅力。

大人になって改めて思うと、笑い話なんだけど自分もやりかねないってのをついつい感じるのです。

酔っ払っての失敗とか。

江戸時代には大ヒットした作品の一つ。

昔も今もこういうお話って、魅力的なんですなぁ。

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