きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

時代劇の名盗賊や名奉行、名火付盗賊改方の時代背景にはほぼ不景気が共通してるんですねぇ

2022-03-27 12:23:39 | 社会・経済
ようやくコロナワクチンの副反応から回復できた本日。

ちょっと時代劇、とくに捕り物などのタイプについて考察してみました。



よくよく考えてみると、なんで盗人って発生するのでしょう?

そう考えてみると、どうしてもそういう状況に追い込まれてしまう事情ってのがあるんじゃないかと思うんですよ。

大岡越前、雲霧仁左衛門や鬼平犯科帳、遠山の金さんなどの時代。

共通しているのは江戸の三大改革の時代。

『享保の改革』『寛政の改革』『天保の改革』







この改革の時代は、基本的に質素倹約、年貢増税、貨幣改鋳を正規に戻す時代。

現在で言えば、デフレ経済の中で増税をしつつ緊縮財政にひた走る状態です。

そうなると経済は縮小していきますから、生き残るのも大変です。

世の中は殺伐として自殺者も増え、失業に就職難、職場はブラック企業が多くなる・・・。





あれ?

現代も江戸時代もさほど変わりませんね。

この改革の前が放漫財政でインフレ、不足した貨幣を質を落として増やすためにますますインフレ状態になりつつも、経済は拡大していきますから、どこかバブル経済な感じ。

その状態を変えようと『改革』として逆のことを実行すると、言ってることは一見は正しそうなんだけど、それは現実離れしていて混乱を招く恐れが多いにあると。

鬼平は景気回復までは難しいけれども、忍足寄場を作って職業訓練をして手に職をつけさせて社会復帰を促す方向を打ち出してますが、これも当時の幕府では『お金がない』ということでやむを得ず、自費と米相場で稼いだお金を資金に投入して寄場を作ったりしたとか。

大岡越前もどちらかといえば現場の意見を行政などに反映させて江戸の行政、司法を運営して名奉行と言われたのでしょうし、遠山の金さんも、当時の改革案を反対とまではできなくとも、修正をさせて実施して、なるべく混乱を回避できるように取り計らったから名奉行と言われたのだと思います。

そう考えると、何も捕り物がすごいとか人情味あるお裁きをしたってだけでなく、役人というか政治家としてちゃんと現実をみて施策をしたのが評価されているのだなと時代劇を見ながら感じたのでした。

いつの世でも、治安を良くするには景気を良くして働きやすく、稼ぎやすい環境を整えるのが大切なのだと感じたのでした。

30〜54歳の就職・転職をサポートしています


正社員未経験大歓迎!利用はすべて無料!東京都内での就職なら!【ミドルコーナー】











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんとか副反応も落ち着いて... | トップ | 久々の服の買い物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会・経済」カテゴリの最新記事