メンバーを2つに分けるゲーム・遊びと、人を上下に分ける権力的(差別的)見方陽気で楽しい心構えがあっても、やり取りの目的を忘れる時には、役割そのものが自己目的化して、運命のおもちゃにされてしまう。実に恐ろしい現実です。しかしながら...
遊びが権力モデルを表す。そのゲームの中で、人の心を支配することを学ぶ者もいる。
リーダーは、その文化の時空に対する見方によって、その性質が大きく違います。以前にも書いたように、ケネディー大統領のように、頭脳明晰で、人間的にも温かみのある人がリーダーになる場合もあります。また、国連事務総長を務めたダグ・ハマーショルドは、その人格の高潔さで知られていて、今もみすず書房から出ている『道しるべ』は、道を求める人が求める良書と言われています。
それに比べるまでもありませんが、わが安倍晋三首相の、軽薄ぶり、バカさ加減には驚かされます。何よりも下劣なのは、弱い立場の人の気持ちを想像する力が、極端に弱い点です。
私の身近にも、そのような「絵に描いたようなバカ」の管理職がいましたよ。その人は、上司に「イエス」と答えること以外には、全く能力がない人でした。ウソを言って、パワハラはする、職場の人に、口角泡を飛ばして感情的に物を言う、頭を下げて挨拶されることを何よりも喜ぶ、陰で同僚をあざけりながら、それでいて「謙虚」を装う…。この手の人物は、例外なく、「人類を上下二つに分けるウソ」の激しい信者です。
そういう「絵に描いたようなバカ」がいる現場は、新たな、人類皆兄弟、一つの人類のヴィジョンの基、再生することが何よりも必要です。