ルターは、ゲップやオナラまで大好きな、極めて、お下品な人柄です。
Young Man Luther 『青年ルター』p.245の、下から3行目途中より。
ルターは物事をハッキリ言う場合が多い。それは、今の時代、フロイトだけが、『これこれ、なんですね』と認めることが出来るような、不安神経症の形に、コッソリと、象徴的に、しかも、無意識裡に現れます。フロイトは自己分析で決定的な展開点に達したことによって、人間にケツという、もう1つの出口があることの重要性を、イキイキと理解できました。このケツは、ウンコと臭いオナラの生産工場ですし、世間に顔向けしている顔とは反対側にありますでしょ。フロイトは、ケツのこういったことすべてが、無意識にも当てはまることに、初めて気づいた時、フロイトがビックリしたのは、無意識が「魔女に似ている」、ということでした。つまり、魔女は、下から、背後から、ウンコを出すように、人々に地獄の苦しみを及ぼそうと、手ぐすねを引いてる訳ですね。
精神分析の基本的な立ち位置を、明らかにした箇所ですね。顔に対してケツは裏側、意識に対して無意識は裏側、で、ケツと無意識は御親戚、とするのが、精神分析の基本的な立ち位置なんですからね。
それに対して、このケツ、ウンコの中に、ダイヤモンドが見つかる場合がある、ということを教えてくれるのが、ユング心理学の特色です。