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あしあと・・・
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自分の「未解決の個人的課題」は平凡な日常生活を送っていても、なかなか気づけるものではありません。「困ったなぁ」、「あいつはとにかく許せない」などと感じるような場面に出く......
Paul Frewen , Ruth Lanius (2015) , Healing the Traumatized Self consciousness, neuroscience, treatmet 『トラウマを負わされた自分に対する囚われから自由になること 意識、脳科学、治療』の翻訳。発達トラウマ障害(DTD)=愛着障害の子ども、大人、親しい関係が怖いのは、悲しい関係を思い出すから。
最終章の第7章、p.285の、7行目途中から。
しかし、サイコセラピーを続けている間、スージーは親しい関係が怖い、ということを克服しましたし、私がこの本を書いている時、スージーは熱心にパートナーを探しています。このような区別は、発達トラウマ障害(DTD)を生きて来た人達が、自分自身を見出した関係が新たになる心構えが、スージーにできたことを示してんですね。 クライアントが、新しい関係に心の準備ができていること、あるいは、新しい関係を望んでいることは、セラピストが一番大切に、一番共感をもって、一番大切にしなくちゃいけないことです。
サイコセラピーは、自分の気持ちを表現し、それを受け止めてもらうことで、内省する、ということが基本形です。
サイコセラピーは、クライアントが内省するお手伝い以上のことは出来ないんです。
クライアントでも、どなたでも、本当の自分との出会いは、内省以外に方法がないからです。
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