エリクソンの小部屋

エリクソンの著作の私訳を載せたいと思います。また、心理学やカウンセリングをベースに、社会や世相なども話題にします。

自分の人生の意味を考える人になる

2016-06-24 05:46:45 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 
急がば、回れ!
  人生で繰り返しはつきもの。問題なのは、螺旋階段を上がっての、建設的な繰り返しなのか?、 それとも、螺旋階段を下っての、破壊的な繰り返しなのか? です。 The li......
 

 発達トラウマ障害(DTD)の子ども。演劇トラウマプログラムを通じて、言葉の豊かさと力に気付けた者は、自分の人生の意味を意味づけ、自分の人生を方向付けることができるようになります。

 The body keeps the score : brain, mind, body in the healing of trauma 『虐待されたら、意識できなくても、身体は覚えてますよ : 脳と心と身体がトラウマを治療する時どうなるか?』p.345の第3パラグラフ。

 

 

 

 

 

 これは、生涯にあい渡る変化の始まりになるんですね。私はこれをワークショップで何度も見てきましたよ。そのワークショップは、「シェークスピアと仲間達」で仕込まれた役者たちによって運営され、ニューヨーク州バスにある「退役軍人医療センター」にあります。ラリーは、59歳の、ヴェトナム帰還兵で、これまで27回も薬物依存回復病院に入院歴のある人でしたが、「ジュリアス・シーザー」の一場面でブルータスを、自ら演じたんです。リハーサルが始まると、ラリーは自分のセリフをモゴモゴと早口で言いました。ラリーは、人からどう見られているかが、気になったみたいです。

 

 

 

 

 

 乱暴ばかりしていた人、薬漬けだった人が、自分の人生の意味を意味づけるもの、方向付けるものを「考える」ようになる…。バカ役人にも、学んでもらいたいですね。

 

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インターメッツォ : 心の底からの悦びと正義

2016-06-24 04:52:56 | 聖書の言葉から

 

 

 

 
神様との関係でのウソとゴマカシ
  逆説的ですが、能動的に、意識的に、受け身になることを選択する時、心の病から回復するんだと感じます。 Young Man Luther 『青年ルター』p208の第2パ......
 

 バカ役人ですと、「根本にあるもの」、「正しいこと」も、せいぜい、手続きや枝葉末節なルールを守ることくらい。そもそも、その手続きや枝葉末節なルールが「何のためのあるのか?」は考えない。この「考えない」ことが、ナチスのユダヤ人ジェノサイドにも繋がる「人類の対する犯罪」(ハンナ・アーレント)であることにも気が付かない…。そんな「考えない」毎日、「考えない」ルーティーン、「考えない」自動操縦で日々を過ごすのが、バカ役人の特色です。心や自分は、「息」をしてませんから、死んでます

 今朝は、本田哲郎神父様が、心の底からの悦びを味わうことが、真実に正しいことだと教えて下さいます。『釜ヶ崎の福音』から。

 

 

 

 

 

 神が望まれる平和は、貧しく小さくされている人たちに「抑圧からの解放をもたらす正義」(ディカイオシューネー δικαιοσυνη)を土台としたすべての人が「人として大切にされる」(アガペー άγαπη)、「喜び」(カラー χαρα)のある平和です。

 

 

 

 

 

 この「喜び」(カラー χαρα)は、単なる「喜び」じゃないですよ。「腹の底からの悦び」、「弱い立場の人たちと分かち合う悦び」です。教育基本法で言う「人格の完成」と言った時の「人格」と言う言葉にも、この種の「弱い立場の人たちと分かち合う悦び」というニュアンスがありますね。何故ならば、この「人格」を携えた人は、①真理と正義を大事にして、②個人の価値を大事にして、③勤労と責任を大事にして、なおかつ、④自主的精神に充ちている人だからです。

 

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言葉のシャワー 

2016-06-24 03:58:04 | ブルース・ペリー教授の『犬』

 

 

 

 

 
子どもの日常生活に、「平和」を!!
   「愛着障害」のたくさんな子どもたち  激しい怒りも、活かせば宝!  子どもの頃の作った積み木遊びの音色と、大人になってからついた仕事の音.........
 

 

 発達トラウマ障害DTD愛着障害の子どものセラピーも。セラピスト自身の根源的信頼と、それに基づいた賢慮があれば、人と仲良しになれる、という訳ですね。

 ブルース・ペリー教授の The boy who was raised as a dog の第6章、本のタイトルにもなっている「犬として育てられた少年」のp.133の第2パラグラフから。

 

 

 

 

 

 言語療法士たちが、ジャスティンが話し出すのを手助けしている間、ジャスティンが子どもの頃に出逢い損ねたいろんな言葉をあびるように提供したんです。ジャスティンの、一度はお休み中だった神経ネットワークが、新たな刺激のパターンに反応してきました。ジャスティンの脳みそは、スポンジみたいに、脳みそが求める経験を喉から手が出るみたいに望み、熱心に吸収しているように見えました。

 

 

 

 

 

 ジャスティンの成長ぶりが手に取るように分かる所ですね。

 ≪根源的信頼感≫が豊かな人が、丁寧に、真摯に、やり取りすることが、発達トラウマ障害(DTD)の子どもにはなくてはならないものなのです。

 

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発達トラウマ障害(DTD)≒愛着障害という診断名は、現状を変える力がある診断名だぁ!

2016-06-23 07:58:27 | ヴァン・デ・コーク教授の「トラウマからの

 

 

 

 

 

 「発達トラウマ障害愛着障害」は、「正しいこと」を強制されるという禁忌を、税金を使ってやらかす、という虐待されているのが普通ですから、発達トラウマ障害(DTD)の子ども等は、治療ではなく、税金を使ってますます悪くされているのが、日本の現状です。

 発達トラウマ障害(DTD)という診断が日本でも普通になれば、いま苦しまされている多くの子どもが救われますし、学校そのものが変わります

 発達トラウマ障害≒愛着障害の子どもは、ADHDと一番間違います。

 今朝も、今から7年前、311(2011)を遡って2年前、ヴァン・デ・コーク教授が、2009年に出した、発達トラウマ障害(DTD : developmental trauma disorder)をDSM-にハッキリと入れてね、という提案書(http://www.traumacenter.org/announcements/DTD_papers_Oct_09.pdf) の70日目。

  今朝は、妥当性と信頼性の章の41日目。今日は発達トラウマ障害(DTD)という診断は本当の役立つの? という課題です。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)という診断名が発達したのは、臨床医たちからの情報提供の結果としてです。それも、NCTSN(国立子どもトラウマ・ストレス・ネットワーク)、アメリカ精神医学界、アメリカ精神科医協会、その他の精神衛生の専門家が指導しているいろんな組織や、アメリカ精神病連盟、の臨床医からの情報提供の結果としてです。この臨床医たちは、発達上不幸な対人間暴力に晒されて、愛着関係がメチャクチャになり、既存の診断では十分に、あるいは、正確に記述することができない症状のある子ども達の症状と出来ないことをハッキリと記述する診断名を必要としているのです。

 

 

 

 

 

 発達トラウマ障害(DTD)という診断は、非常に有効で、現状変革する力がある診断名です。

 

 

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1日1日が旅だから いのちの輝きが大事になるもの

2016-06-23 03:07:09 | 聖書の言葉から

 

 

 

 

 

 西村董子さんの言葉。日常生活の中に、神様に対する信頼が漲っていることが分かりますでしょ。毎日礼拝です。難しい言葉の1つもない。しかし、信頼に満ちている生きた言葉でしたね。今宵は、メイ・サートンの詩から学びましょう。メイ・サートン、武田尚子(訳)『1日1日が旅だから』より。

 

 

 

 

 

 1日1日は旅だから

 家はわたくしの奥の細道

 上り下りの坂があり

 遠回りする小道もある

 …

 

 

 ニネツド・ド・ヴァロンが

 詩に詠んだことばが いまわかる

 「命は生きるだけじゃない

 感じることです より深く」

 詩人はこのとき94才。

 

 

 

 

 

 知的に考えていただけでは、人生の意味も、人生の指針も分からない

 そもそも、物事を深く考えない考えなしの 「考え」とも呼べない代物

 人生の意味も叡智も、深く感じることからしか、生まれない

 いのちも、感じることからしか、その耀きは生まれない

 

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