昨日の2.25, 2017の朝日新聞12△の一面に,津久井やまゆり園事件の犯人の植松聖(さとし)容疑者が起訴された旨の記事ができましたね。ずいぶん時間がかかったなぁ,と感じる方もいるかもしれません。こんなに時間がかかったのは,「責任能力」があるかどうか調べる「精神鑑定」をしていたからですね。「精神鑑定」の結果,責任能力あり,ということになって,起訴されたわけですね。
この「精神鑑定」で「自己愛性パーソンリティ障害」など複合的なパーソナリティー障害があると「診断」された,と朝日新聞は伝えています。でも,DSMの診断は,複合的な診断があってはならないはずではなかったのかなぁ?
ですから,この診断が重複すること事態が実は怪しい診断を示してんですね。正確には,生育歴の情報がもっと公開されなくてはなりませんが,この植松聖さんも,ほぼ間違いなく,発達トラウマ障害(DTD)だと考えられますね。
発達トラウマ障害(DTD)は,沿う診断しない限り,いろんな診断がつくものでしたね。しかも,まだ,発達トラウマ障害(DTD)はDSMにまだ載っていない。ですから,精神鑑定をした精神科医も,発達トラウマ障害(DTD)とは診断しにくかったと考えられますね。
でも,このブログで繰り返している様に,現実にはずいぶん前から,二十年以上前から,発達トラウマ障害(DTD)はパンデミックなんですね。ですから,一日も早く発達トラウマ障害(DTD)の子どもたちのケアと教育の在り方をこのニッポンで確立していかなくてはなりませんよね。