今月のアガベシロップは皆様からのご要望が多いフルーツゼリーのレシピをご紹介します。
ゼリーを凝固するものに、ゼラチン(粉・板)、アガー、寒天があります。
それぞれ扱い方、出来上がりの食感が違います。
今回はフレッシュフルーツの果汁や果肉を生かすゼリーなので、
果汁に熱を加えずゼリー状にできる
ゼラチンを使ったフルーツゼリーをご紹介します。
ゼラチンは動物性のコラーゲンを精製したタンパク質の一種で、
熱に溶け、冷やすと固まる性質がある為、使える材料の幅も広い凝固剤です。
注意したいのが、グレープフルーツやキウイフルーツ、パイナップルなどの
タンパク質を分解する酵素の多い果物に
使う場合、ゼラチンの分量を多くすることと、加える際に
ひと手間をかける事がポイントになります。
レシピの赤字がそのひと手間ポイントになります。
フルーツとの相性がいいアガベシロップ。果汁にもすっ~と溶けて、
自然で優しい甘さに仕上がります。
では人気のグレープフルーツゼリーと旬のイチゴゼリーをご紹介します。
アガベでフルーツゼリー
<グレープフルーツゼリー>
●材料
グレープフルーツ・・・・・3個→1個半はゼリー液、1個半は飾りに使う
粉ゼラチン12g+冷水60ml
アガベシロップ・・・・・・大さじ1.5
コアントロー・・・・・・・大さじ2弱
アガベシロップ・・・・・・大さじ3
飾り用 ミント・・・・・・5枚
●作り方
1粉ゼラチンは冷水60mlに振り入れ、ひと混ぜして10分~置く。
使う直前湯煎して液状に戻す。
2グレープフルーツ1個半は果汁を絞り、300ml計量する。
(足りない場合は3から出た果汁をプラスしておく)
3残りのグレープフルーツは皮をむき、薄皮を外して、果肉を2~3等分にちぎり、
コアントロー小さじ2、アガベシロップ小さじ2でマリネしておく。(果汁も取っておく)
4ボウルに2の果汁、アガベシロップ大さじ2.5、コアントロー大さじ1を入れ
良く混ぜる。
5 1のゼラチンに4の一部を加え混ぜてから残りの4と合わせ、手早く均一に混ぜる。
冷水に当てながらとろみがつくまで混ぜる。
6 5をグラスに分け入れ冷蔵庫で冷やし固める。
仕上げに3のクレープフルーツをマリネ液とともに乗せミントを飾る。
<いちごのゼリー>
●材料
いちご・・・・・・・200g
A・・・・アガベシロップ50g+水70cc
粉ゼラチン6g+冷水30cc
レモン汁・・・・・・・大1、
<飾り用>
いちご 6個
動物性生クリーム 100ml + アガベシロップ 大さじ1、
ミント 5枚
<作り方>
1ゼラチンを冷水に振り入れ、ひと混ぜして10分~置く
2いちごは洗ってへたを取り、水分を拭いてフードプロセッサー(またはミキサー)
にかけピューレ状にする。
3鍋にAを入れ中火にかけ混ぜながら加熱し沸騰直前に火を止め、
粗熱がとれた所にもどした1のゼラチンを加え良く混ぜて溶かす。
4ボウルに2のいちごピューレ、レモン汁、3のゼラチン液を入れ良く混ぜる。
5グラスに4を入れ冷蔵庫で冷やし固める。
6ゼリーの上に角切りのいちご、ホイップした生クリームを流し入れる。
飾り用のいちごを乗せ、ミントを飾る。
<レシピ提供:柳瀬真澄>