コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

春の房総で、ナツエビネ探し

2012-04-11 22:01:42 | インポート



夏が盛りを過ぎた頃、照葉の暗い森に咲く、ナツエビネの花

薄暗い森に咲く花とは思えないような、薄紫で妖艶な姿
何とか、会ってみたいと前から思っていました。

自生地を調べると、西日本に多い感じですが、関東では、房総あたりに
行けば、見ることができるようです。

夏に、ヤブコギして、猛暑の房総の山を探し歩くのは、熱中症に
なりそうなので、気候の良い今頃に株を見つけておいて、夏の花の時期に
その場所に見に行くのが、いいかな~と思い
さっそく、 この時期によく花を見に行く、高后山、清和県民の森周辺を
探して見ることにしました。


















早朝、早い時間に到着したので、まず高后山に春の花を見ながら

散策することにしました。



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足元に、何気なく咲いている スミレやヤマルリソウを見ると

思わず、笑みがこぼれますね 半年ぶりに、花を求めての山歩きです。

  ウグイスも鳴いていて、春本番です。







岩に、シュンランが、へばり付いて咲いています。


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まだ、残り花に会えるかな~と思っていた スハマソウは

すっかり果実を付けていました。


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どうも、この花の種類は、気温に関係なく、同じ時期に咲くのかな~

それとも。私の花の開花時期の予想が、少しズレているのか・・・。







上を見ると、マメザクラは盛りを過ぎ、ミツバツツジは見頃です。

足早に春は過ぎて行きそうです。



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咲くのを楽しみにしていた、ヒメフタバラン

少し、個体数が少なくなったのが、気がかりでしたが

今年も咲いていました。



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こんなに、小さいランです。


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もう少し近くによって


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このヒメフタバランを探すのも、それなりに大変でしたが

ナツエビネも見つかると、いいな~

しかし、激ヤブに加え、低山ながら山々は、以外に深い感じです。


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まず、植林地帯に入り探してみますが、ハズレ

一度、山を降りて 決めていたポイントに移動します。






沢沿いを探しながら登って行きます。


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マメズタ


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これは、コケの胞子かな

岩場には、イワタバコが、ビッシリ


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水量が少ないのが幸いで、沢の中を歩くこともできるのですが

底の岩には、藻が付いて滑りやすいので、ストックに頼りながら

ゆっくり進みます。

滝が現われると、何とか高巻き、二股に分かれる所では、感で

どちらに行くか決めます。

やがて水がなくなり、涸沢になって、倒木が、多くなってきました。


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だんだん、薄暗くなり 倒木も更に多くなり、アスレチック状態に・・・・


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戻るべきか、進むべきか迷い、GPSで現在地を確認する。

もう少し進んで、ヤブコギして尾根に出たほうが

まだ、良さそうな感じなので、前進あるのみとする。

しかし、こんな所に花が、咲くのかな~と不安になるも・・・・












苔むした倒木を、跨ぐか、下をくぐろうがと考えていた時


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これは!   この倒木のコケに着生しているのは、たぶん ナツエビネでしょう!




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見つけた喜びと、ほっとした気分が半分半分ですね (^^

こんな所に咲くのですね

丁度、目線に近いので、下からも見ることができて、咲いた花を

早くみてみたいですね・・・・・


疲れたので、しばし休憩




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この後、周辺をよく探してみると、2株見つかりました。

さらに、小群落も見つかり、夏が、待ち遠しいです



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4月10日









コメント (7)
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