穏やかな、秋の一日 岩登り講習を受けてきました。
場所は、長野県佐久周辺の岩場です。
これから、本格的なクライミングを目指すわけではないのですが
以前から興味はありましたので、機会があればと思っていました。
受講者は私ともう一人、前橋から来た同年輩の男性の2人だけですので
じっくり教わることができました。
講師は、冬山でもお世話になったKさんです。
狭い岩場では、横を通るときも、お互い声を掛け合うことなど
まず最初は、岩場での注意点を色々教わりました。
次に下降器の使い方、ザイルの結び方、カラビナの持ち方など
初めて手に取るものばかりで、なかなかすぐには、覚え切れませんです。
特にクライミングシューズには戸惑いました。
聞いてはいましたが、足の指が、まるで纏足のように少し
曲げたくらいが丁度良いそうです・・・・足の先が痛いです
次に、確保(ビレイ)の方法を、繰り返し練習し
いよいよ、岩場デビューです。
岩場のグレードは、5.7級だったかな・・・
ほとんど垂直で縦横に割れ目が見える位、いったい どうやって
登っていいのやら・・・・(--;
講師のKさんは、何てことなく登って行きますが
見るのと、実際に登ってみるのは大違いです。
私も若いころから山登りはしていますので、岩登りの基本的なこと
は知っていますが、この岩場は、グレードが高く
わずかな岩の角に足を置き、小さな割れ目や凹凸を指で支えながら
バランスをとり、基本は、足で登っていきます。
指がしびれ、足が痙攣し どうしょうもなくなると
下でKさんが、しっかり確保しているので、安心して落ちてくださ~い
と声をかけてくれます。
しかし、わかってはいますが、実際に落ちる時はドキドキです。
2人交代で、岩場に挑戦しますが、お互い どうしても
このあたりまでしか登ることができません。
いろいろ、アドバイスをしてもらいながら
交代で何度も落ちたり、登ったりを繰り返します
日が傾きはじめる頃には、もう指の感覚がなくなってきました。
しかし、終わりかけのころ、何となく重心の移動のしかたや
バランスのとり方など、こういう感覚なのかな・・・・と
ほんの少しだけですが、わかってきました。
これからは、登山道での岩場の通過の時など、今までとは違う
足取りで行けそうな感じです。
このことだけでも、とても有意義な講習でした。
私的には、一人で岩場を下降する方法や確保のやり方を教えて
いただき、たいへん、ありがたかったのでした。
これで 指をくわえて見に行くことができなかった花も
行けそうです。 (^^)
だだし、何度も練習して、あくまでも慎重に行動
しなければいけませんね。
11月20日