コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

ヨウラクラン 

2016-03-09 14:50:58 | 登山



昨夜からの雨で森の中はしっとりと濡れて水分を多く含んでいました。
濡れた落ち葉で何度も滑りながらたどりついた深い森の中。

朝方は濃い霧に包まれていましたが日が昇ってくると
霧は消えて、薄暗い森の中にも陽射しがさしこんできました。










多くの樹々はマメヅタや苔に覆われていて
何処かに着生ランが隠れていそうな感じがするのですが・・・

最初は何も見えなかったのですが、じっと立ち止まってよく
見ていると・・・・う~ん やっぱり何かいそうな感じがしますね。


















やはり何かが着生していそうです。

陽射しが入ると樹皮から浮かび上ってきました。
一本のヒモのような物が垂れ下がっています。











小さなヨウラクランかな・・・・・

双眼鏡でよく見てみると・・・・・











ヨウラクランだ!

ヒモのような物は花穂のガラのようです。

目がなれて来て、あらためて周辺の樹々を眺めて見ると・・・・

何と、ほとんどの樹にヨウラクランが着生している!

小さな株だけでなく、立派な株も多くいることがわかりました。

















周辺をウロウロ・・・・・

ありえない数の株が着生していそうな雰囲気が・・・・



























上ばかり見ていましたが、ふと目線あたりを見回すと・・・・


















もう花穂が出ています。











足元にもいた!











ヨウラクランはカシノキランを探していた時に一株だけ見つけることが
できましたが、房総ではそれが初めてでした。

きっと、なかなか出会えない着生ランの一つだと思っていました。

高尾山にも少しだけいるようですが、裏高尾の株は昔に誰かが人為的に
付けた株らしいですし、南高尾でも何となくいそうな感じの樹を見つけましたが
それ以降は訪ねたことがないのでよくわからないままです。

いつか目線の位置で見つけることができたらいいな・・・・と
ずっと思っていました。




















小さな株を入れると一本の樹に100株以上着生している樹もいます。


恐るべし、房総の自然 ・・・・つづく・・












































コメント (2)
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