コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

着生ランの風景

2016-03-16 19:05:19 | 登山



八ヶ岳は雪崩発生注意報発令中。

何とかもう一度と思っていましたが、もう冬山は終わりでしょうかね。
冬山の装備は家の片隅にずっと置いたまま出番がほとんどありませんでした。

ということで、今日も房総探索。
12月から足しげく通ったおかげで、こちらは、ほぼ目標達成。
探索しようと思っていた場所は、だいたい歩き周り
探していた着生ランも見つけることができました。
房総の森は冬でも緑深く、空中湿度が高い森はコケやシダに覆われて
原始の森の雰囲気があり、飽きることはありませんでした。
そんな房総の森も今回で、そろそろ終わりになりそうです。










沢沿いを歩こうと思っていましたが、前日の大雨で水量が多く、
渕を歩くのも難しい感じでしたので、高巻きながら歩いたり一段上を歩いたり・・・・
そんな感じで、時々立ち止まっては樹を見上げながら歩いていました。







渓流が刻んだ山の沢沿いは土壌も湿り気があり空中湿度も高いので、
多くの樹は苔や羊歯に覆われています。ここは適度に陽射しも入るので
もしかしたら着生ランが一番好む環境かもしれません。

樹を覆うマメヅタが特に美しいです。











今日は肩の力を抜いて
ノンビリと・・・そんな気分です。
何か見つけられたらいいかな・・・と春の気配の沢沿いをユルユル~

水の滴る法面はスミレがいっぱい咲いています。








そんな感じで歩いていましたが・・・・・だんだんと見えてきました。












最初に見つけたのはヨウラクラン。上の方にもいました。

小さな株は肉眼ですとスルーしてしまいそうです。
















こんな樹には、きっといるはず・・・・・















花がない時期には、小さな株は非常に見つけるのが難しいです。
花穂のガラが残っていないと、まず見えてきません。

2つの樹には、カヤランも見えます。
見上げたらカシノキランもいました。



この沢沿いを歩いて驚いたのは、カシノキランが普通にいること。









上を見上げるとカシノキランが着生している風景を楽しめました。
























ヨウラクランが着生している風景は、前回が初めてでしたので今回もまだ新鮮な喜びがあります。
節足系の生き物が動かないで、じっとしているような感じもします。
























よく眺めているとムギランも何カ所かに隠れていました。















冬の房総探索は今日で終わりかなと思っていましたが、こんな森に出会ったら
また何処か歩きたくなってしまいますね。

地図を見ていて、いつか歩いて見ようかなとは思っていた森でした。
八ヶ岳には行けない感じだったので、前日に何となく決めました。
他にも行こうと思っていた森もあったのですが・・・・

山奥をガサガサ歩いていると、時々小さな祠を見つけたりしましたが
何気なく枝を払ったり、手を合わせていたから、山の神さんが
最後に導いてくれたのかな・・・・・なんて思っています。

最初に歩いていたら、どんなふうに驚いたかな・・・・・




3月15日






































コメント (2)
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