コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

カヤラン ベニカヤラン

2016-04-21 15:09:54 | 登山






近くの公園ではハナミズキが満開になり、フジの花も見頃になってきました。

冬の間、あちこちで着生ランを見つけた時、花の咲いた風景を想像していましたが
やっぱり本物の花風景を見てみたいものですね。
着生ランの花は種類によって開花は異なりますが
早い物は、もう開花の時期を迎えています。

今日は、もう咲き始めたであろうカヤラン、ベニカヤランを見に行ってきました。

カヤランは以前に高尾山で観察していましたが、その後何カ所かで群生しているのを
見つけたので、今回は花を見るのが初めての場所です。

沢沿いのカヤランが多く着生している樹に到着しました。
最初は、あれ? いないな・・・と 見えてきませんでしたが
すぐに咲き始めの黄色い花が見えてきました。
































葉が多く花までの背丈が長いので、かなり古い株でしょうね。

限りなく多くの株が花を咲かせていますが、残念ながらここでは目線の株はいません。
それでも、今回ここに決めたのは花の咲く周辺の森の雰囲気が好きだからでした。
空中湿度が高く、周辺の樹々はマメヅタに覆われて、とても深い森なのです。



























          








午後は場所を変えてベニカヤランを探しながら見てきました。

房総にもベニカヤランは自生しているのですが、いまだに出会ったことがありません。
富士山の青木ヶ原には自生しているらしいので、何ヶ所か歩こうと思っていました。
しかしネットで調べていたら何となく場所がわかったので、今回は苦労しないで
ノンビリと観察することができました。




























ベニカヤランの特徴である葉っぱの斑点を確認できました。
花の全体像はこの高さですと、少々わかりづらいですね。




























私が思っていたよりも、ずっと数多く自生していました。

房総の照葉の森と違って、葉やヤブに隠れたりしないのでよく目線に入ってきて
見つけやすい感じでした。 花も丁度見頃でしょうか
よく見ると花には黄色の株と紅が混じる花がありますね。

ん~ それにしても、この着生風景は、カシノキランに似ていますね
着生根で立ち上がる感じ、花の付き方なども似た雰囲気ですので、カヤランよりカシノキラン
に近い感じかな ・ ・ ・ ・

・ ・ ・ 帰ってから調べてみたらベニカヤランはカシノキラン属の着生ランでした。
どうも勉強不足でした。











モミなどの針葉樹にも数は少ないのですが着生している株もありました。












房総で見るカシノキラン同様に、かなり密生して着生している樹もいました。




























探しながら歩き回りましたが、目線に近い株は見つかりませんでした。

画像が荒くなりますが、樹に寄りかかって上の方の株を高倍率で引っ張ってきます。



















下から見ると花の感じもカシノキランに似ていますね。

けっこう高い位置から引っ張ってきましたが、あまり手振れしていない感じです。
オリンパスSH-2、しばらく活躍してくれそうです。

これから夏は富士周辺を探索する機会が増えますので、いい感じの森に出会ったら
目線にいる株がいないか探してみようと思います。



































コメント (2)
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