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コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

豪雪地の森 ~ サルメンエビネ

2017-06-15 07:06:17 | 登山


久しぶりに関越自動車道を北へ・・・・

今日は都心も涼しかっただけに、早朝の登山口周辺では、じっとしていると寒いくらいでした。
一枚ヤッケを着て出発します。
天気は今一つですが、稜線までは行かないので、歩くには丁度良いです。
昨年の今頃は、エゾアジサイが見頃でタニウツギの花は終わっていました。
今年はというと、ようやくタニウツギが咲き始め、少し標高を上げるだけで
残雪が現れてきます。












薄暗い植林帯から新緑の自然林の森へ・・・・・
山道を歩くと樹々の新緑が美しいのですが、目を奪われたのは林床を覆うシダの美しさ。
豪雪だった今年の雪が溶けて、水分をイッパイ含んだ山はシダ類の楽園のようです。


































吊り橋で対岸に渡ります。

南アの深南部を歩いている様な山深い感じになってきました。










ブナの森にキンラン。











ギンリョウソウ












沢沿いには、タチカメバソウ、ミズタビラコの花。















ツルネコノメソウかな・・・・











まだ雪が溶けたばかりのような所では、サンカヨウが咲いていました。











ショウジョウバカマもまだ咲いています。












サルメンエビネ、きっとシダの美しい苔むした植林の森にいると最初は思いましたが・・・・・・

・・・・・そこにはいませんでした。

ブナの巨木が混じる森の林床、大きなヤグルマソウの葉の下にでも隠れていそうな
気もしましたが、そこにもいなくて・・・・・

見つかったのは、人が入らないようなヤブっぽいガサガサした所でした。

















サルメンエビネはネットで写真を見ると、杉の枯れ葉が写っている画像が多いので
植林帯に多いと思っていましたが、見つかったのは昨年と同じような雰囲気の所でした。

こんな場所ですと、花は足元近くまで近づかないと、まったく見えてこない場合もあり
何度も立ち止まって、周辺をゆっくり見ていかないと見落としてしまいそうです。












































ちょうど咲き始めの新鮮な花を6株見ることができました。


花の付き方、葉の感じなどは、ナツエビネと似ている感じがしますね。
以前は北関東の杉林などで探していましたが、なかなか見つけられませんでした。

この時期の豪雪地の森は緑が眩しく、渓には残雪が残り
普段見かけない花も多く、稜線まで行けば高山の花も咲き始めていると思います。
次に来る時は、山頂まで足を延ばしてみようと思います。



6月13日








コメント (4)
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