コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

戸隠高原 ~ 春から夏へ

2017-06-22 04:32:15 | 登山



今日は久しぶりに北信へ・・・・

仕事が終わってから来たので、深夜の1時半に到着しました。
少しは眠ろうと思いましたが、空を見上げると満点の星で天の川もはっきり見えている。
6等星まで見えるかな・・・・ 大熊座の連星アルコルも見える! 
☆を見に来た訳ではないのですが、長時間の運転の後は眠れないので
しばらくの間、車に寝転んで窓を開けて星空を眺めていました。


早朝は結構冷え込みました。先週と同じような雪国の森を歩きます。

















まだニリンソウが咲いている道。










フイリミヤマスミレかな・・・・オオタチツボスミレも咲いていました。









ユキザサ、ラショウモンカズラなどは見頃








クルマバソウの群落が点々とありました。
それほど珍しい花ではないのですが、久しぶりに見ました。
清楚な花で、葉は整然と輪生していて美しいです。この雰囲気を何とか一枚に収めようと
何枚もシャッターを・・・・・

クルマバソウのベストショット2枚。














コケイラン、ノビネチドリを見かけますが
ようやく咲き始めた株が多く、まだ蕾だけの株もあります















登っていくと雪が残っていて、周りにはヒメイチゲ、キクザキイチゲ、イワナシが咲き
早春の花がまだ咲いています。

サンカヨウ、シラネアオイも現れて、花に囲まれて飽きることがない道です。























標高が上がり、コメツガなどが多い森に変わると、花の主役はイワカガミに変わりました。
陽射しの入らない斜面などには、ツバメオモトと共にずっと見られました。
ネットにはコイワカガミと書いているサイトもありましたが、たぶんオオイワカガミ
ではないかと思います。 色も濃く、急斜面で木の根を掴んで登る脇にも点々と咲いています。
















ミツバオウレン、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウ・・・・・
雪が多かった影響で春の花は残り、ここ数日は晴れが続いたので、初夏の花も咲き初めたので
花ロードになりました。

開花しているか気になっていた、キバナノアツモリソウ
以前より株が増えて群落になっていました。























咲き始めたばかりで蕾の株の方が多い感じです。

もう一カ所の群落では、まだ蕾の株がほとんどでした。

マイズルソウと一緒に・・・・・









ようやく葉が展開したくらいの株も多く、開花は例年よりは遅れています。


花芽が開花していく様子は、今年見たクマガイソウと似ています。
一枚目の葉が開いて、二枚目の葉の中に花芽が入っているのですね。










今回は山頂まで行く予定でしたが、日が昇ると気温がどんどん上昇して
真夏のような陽気になり、寝不足も祟りすでにバテバテ・・・・


結局、今日も山頂を踏むことなく引き返してしまいました。
花を多く見ながら山を楽しめましたが、少し残念な気持ちです。



妙高、火打を見ると、まだまだ雪が多く残っています。
どちらかと言えば、まだ春山に近い感じですね。












きっと今年の夏のアルプスは、雪渓が多く残り、アイゼンが必要な所も多いでしょうね。
昔もこんな感じで雪渓が多く残った年がありましたが、梅雨明けしたら、花が一斉に咲き始めて
花畑が素晴らしかった記憶があります・・・・・もうかなり昔の事ですが・・・・
梅雨明けが何時になるかわかりませんが、今年の夏のアルプスは
きっと素晴らしい感じがします。



6月20日













コメント (6)
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