コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

今日も雨 ・・・・ 久しぶりに房総の山へ

2017-08-16 19:22:00 | 登山



また雨だからといって出かけないと、このまま夏が終わってしまいそうなので、久しぶりに半日歩いてきました。
午後は行楽帰りの車で渋滞するので、12時には車にもどるようにして、薄暗い小雨模様の中、5時過ぎに歩きはじめました。
北東からの風が入り、少しは涼しいのかと思っていたら、息苦しいくらい湿度が高く、長雨の影響で
ぬかるんでいて滑りやすく、いつもどうり汗と泥にまみれる山歩きになってしまいました。











この時期に咲き始めるナツエビネ、昨年までの夏は猛暑と少雨の影響で、花茎が途中で黒く変色して折れてしまい
2012年に美しい花を見たのを最後に、この山域では満足な状態の花を見ることができませんでした。
今年は、まったく逆の状態で長雨で最近は気温も低く、沢沿いや湿り気の多い斜面を好むナツエビネには
もしかしたら良い天候かもしれません。
今日は、前回の探索で植林帯や崖地で見かけたナツエビネの様子を見に行ってみることにします。
もしかしたら、もう咲き始めているかもしれません。


小雨の降る照葉の森の中は薄暗く、この時期キノコは多いのですが、花は終わりかけたマンリョウの花を見るくらいです。








雨が多いせいか、シダの仲間は元気そうに見えます。










エビネの葉を多く見かけた植林帯へ着きました。

その中の何株かはナツエビネのような感じでしたので、確かめてみると・・・・・・











やっぱりナツエビネでした。

花茎が伸びています。 

花が咲き始めていると思っていましたが、この様子ですと来週以降のようですね。
けど、何だかとっても生き生きした感じがして、今年は美しい花を期待できそうな感じがします。










長雨でコケが生えて岩場は滑りやすいのですが、
崖地に自生する株も見に行ってみます。



















最初見たときは花芽がないと思いましたが、
近づいてよく見てみると、花芽はまだ出始めたばかりでした。
少し標高が上がっただけですが、この感じですと8月末あたりが見ごろでしょうか・・・・
一株は花芽を持っていませんでしたが、他の株は全てまだ小さな花芽を持っています。









うん?  この花芽は・・・・・・










これは、葉を全て食べられてしまったナツエビネですが根はそのままですので、しっかり生きていて花茎を伸ばして
花を咲かそうとしているのでした。    花は咲くのかな・・・・・・

一通り歩いて見ましたが、今年のナツエビネ、花の時期は遅れている感じですが
花が咲く景色は、久しぶりに見られそうな感じがします。
きっと沢沿いの自生地も同じではないかと思います。



気候の変化で花の開花を予想するのは、なかなか難しいのですが、夏の花も開花が遅れているようですので
今年は見に行けなかったカシノキランもまだ見られそうな気がしてきました。
ここから近い自生地に行ってみることにします。






      






雨が毎日続くので、ある程度は想像していましたが、想定以上にヤツらは勢いがありました。
湧いてくる・・・・・という状態ですね。 竹馬にでも乗って歩きたいのですが、上からも落ちてきます。
塩水は効果がほとんどなく、ヤマビルバスターも高価なわりには、たいして効果がないので、今回は安いウイスキーをスプレイヤーで
何度も靴やスパッツに吹き付けてみました。  

結果は・・・・塩水よりはまし、バスターとは同じくらいの効果です。コスパを考えるとこの方が良いかもしれません。


カシノキランは残り花でしたが、少し見ることができました。

山の中では歩きながら、一瞬の間に高速シャッターを連写する感じの撮影でした。

ゆっくり花を見られたのは、帰ってからのパソコンの画面で、その場では観察する余裕はありませんでした。

























多くの花が咲いた感じです。

もしかしたら。この感じですと例年と同じ頃に咲き始めたのかもしれませんね。

この夏は長雨のおかげでヒルの多い場所は侵入禁止といってもよいほど劣悪な状態になっています。
昨年も非常に多くいる沢へ行ってみましたが、今年は森の中がその状態で酷いです。
気にしない人なら、別に関係ないのですけど・・・・・




8月15日















コメント (2)
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