2週間前に花茎をのばして咲き始めようとしていたナツエビネ。
とても蒸し暑く、探索には辛い一日でしたが、美しい花が見られると思い、赤城さんを誘って
痩せ尾根や沢などを歩いてきました。
最初に植林に咲く花を見ようと行って見ると・・・・・
とても蒸し暑く、探索には辛い一日でしたが、美しい花が見られると思い、赤城さんを誘って
痩せ尾根や沢などを歩いてきました。
最初に植林に咲く花を見ようと行って見ると・・・・・
・・・・?
花が咲いていない。
誰だ! 花芽を喰ったのは!
花が咲いていない。
誰だ! 花芽を喰ったのは!
2週間前は、こんな感じで期待していたのに・・・・・
ちょうど食べ頃まで待って食べられてしまったようです。
ちょうど食べ頃まで待って食べられてしまったようです。
痩せ尾根のナツエビネはどんな感じなのだろうか・・・・・
花径が途中で黒く変色して枯れていました。
これは、今までと同じパターンですね。今まで花茎が黒く変色して花が咲かないのは
猛暑と小雨が一番の原因かと思っていましたが、どうもそれだけではないようですね、ガッカリです。
梅雨時には雨がしっかりと降り、暦どうりに梅雨明けして夏空が広がって快晴が続き、その後は
それほど猛暑にはならなくて適度に雨も降り・・・・そんな夏でないと咲いてくれないのだろうか・・・・
もしそうなら、10年に一度くらいになってしまいそうな気もします。
そしてスカスカになった森の中では、食べごろになると花芽は食べられてしまう運命かもしれません。
山奥の沢に咲くナツエビネの群落はどうなっているだろうか?
多くの株が自生しているので、少しは咲いているとだろうと思い
泥だらけになりながら、沢の源頭付近に降り立ってみると・・・・
以前とは違う沢の景色に驚きました。
これは、今までと同じパターンですね。今まで花茎が黒く変色して花が咲かないのは
猛暑と小雨が一番の原因かと思っていましたが、どうもそれだけではないようですね、ガッカリです。
梅雨時には雨がしっかりと降り、暦どうりに梅雨明けして夏空が広がって快晴が続き、その後は
それほど猛暑にはならなくて適度に雨も降り・・・・そんな夏でないと咲いてくれないのだろうか・・・・
もしそうなら、10年に一度くらいになってしまいそうな気もします。
そしてスカスカになった森の中では、食べごろになると花芽は食べられてしまう運命かもしれません。
山奥の沢に咲くナツエビネの群落はどうなっているだろうか?
多くの株が自生しているので、少しは咲いているとだろうと思い
泥だらけになりながら、沢の源頭付近に降り立ってみると・・・・
以前とは違う沢の景色に驚きました。
以前の沢沿いの法面は草木に覆われていて、水際はシダ、コケが繁殖し、薄暗くて踏み込んで
入るのを躊躇してしまいそうな奥深い沢で、どこか南国のような雰囲気が漂っていました。
ところが今は地面の土が露出して、シダなどの植物は消えてしまい
食害にあった森と同じような、明るくてスカスカになってしまいました。
ナツエビネの様子は・・・・・
入るのを躊躇してしまいそうな奥深い沢で、どこか南国のような雰囲気が漂っていました。
ところが今は地面の土が露出して、シダなどの植物は消えてしまい
食害にあった森と同じような、明るくてスカスカになってしまいました。
ナツエビネの様子は・・・・・
やはり咲いていませんね。
この株は以前に美しい花を咲かせたのを見ていますが、下からの撮影は、草や低木が邪魔をして
なかなか上手くファインダーに収めるのが難しい株でした。
今では草木はなくなり、土が流れて根が露出しています。
倒木に着生して、花をさかせていた株は・・・・
この株は以前に美しい花を咲かせたのを見ていますが、下からの撮影は、草や低木が邪魔をして
なかなか上手くファインダーに収めるのが難しい株でした。
今では草木はなくなり、土が流れて根が露出しています。
倒木に着生して、花をさかせていた株は・・・・
葉は食べられて無くなっていますが、何とか貧弱な花を少し付けていました。
それ以外の株は、ほとんど葉を食い尽くされていて、花はありませんでした。
沢には、臭気のするミカン科のマツカゼソウだけが繁殖していて、どこか丹沢のような風景
になりはじめています。
それ以外の株は、ほとんど葉を食い尽くされていて、花はありませんでした。
沢には、臭気のするミカン科のマツカゼソウだけが繁殖していて、どこか丹沢のような風景
になりはじめています。
尾根に這い上がって、さらに奥の沢へと足をのばしてみます。
途中にヒナノシャクジョウが点々といました。
途中にヒナノシャクジョウが点々といました。
もう一つの沢へは
絡む蔦を手で除けながら藪をかきわけて、ようやく到着した場所でしたが、
今回は、ほとんど藪はありませんでした。
スカスカとまではなっていませんが、ここも時間の問題だと思います。
倒木や高い法面にいるナツエビネの株は、まだ葉は食べられていませんでしたが
花は咲いていませんでした。よく見ると花芽が途中から食べられている株が多いのですが
花芽が黒く変色して咲けなかった株もありました。
この沢沿いも、低い場所に自生する株は、ほとんど葉が食べられてしまっています。
絡む蔦を手で除けながら藪をかきわけて、ようやく到着した場所でしたが、
今回は、ほとんど藪はありませんでした。
スカスカとまではなっていませんが、ここも時間の問題だと思います。
倒木や高い法面にいるナツエビネの株は、まだ葉は食べられていませんでしたが
花は咲いていませんでした。よく見ると花芽が途中から食べられている株が多いのですが
花芽が黒く変色して咲けなかった株もありました。
この沢沿いも、低い場所に自生する株は、ほとんど葉が食べられてしまっています。
2012年に花を見て以来、ここの自生地では花茎が黒く変色してしまうことが多かったけれど
今年は花が咲かないどころか、食害で沢の様子が変わってしまいました。
植物が食べつくされて沢が明るくなってしまい、土もむき出しになっていまうと
今後は花どころかナツエビネの株も消滅してしまうでしょうね。
少しづつ食害の気配は感じていましたが、これほど急にかわってしまうとは
思ってもいませんでした。
遠くから来ていただいた赤城さんには申し訳ないことになってしまいました。
今年出会ったクマガイソウの群生地も、すでに食害の痕を見ましたので
2~3年後には見ることができなくなるかもしれませんね。
今まで詳細にはアップしていませんでしたが、今年はサツマイナモリもずいぶんと食べつくされて
いましたし、エビネも数を減らしてハナミョウガだけが一面に繁殖していたり・・・・と至る所で
深刻な食害を見ることが多くなってきました。
房総の山は、奥多摩や丹沢のように広くて標高が高い山域とは違い、里山のような所ばかりですので
今後は急速に食害が広がっていくような気がします。
厳しく人の立ち入りを規制している東大演習林ですら食害が深刻な状態のようですので
打つ手がないのが現状なのでしょうね。
8月29日
今年は花が咲かないどころか、食害で沢の様子が変わってしまいました。
植物が食べつくされて沢が明るくなってしまい、土もむき出しになっていまうと
今後は花どころかナツエビネの株も消滅してしまうでしょうね。
少しづつ食害の気配は感じていましたが、これほど急にかわってしまうとは
思ってもいませんでした。
遠くから来ていただいた赤城さんには申し訳ないことになってしまいました。
今年出会ったクマガイソウの群生地も、すでに食害の痕を見ましたので
2~3年後には見ることができなくなるかもしれませんね。
今まで詳細にはアップしていませんでしたが、今年はサツマイナモリもずいぶんと食べつくされて
いましたし、エビネも数を減らしてハナミョウガだけが一面に繁殖していたり・・・・と至る所で
深刻な食害を見ることが多くなってきました。
房総の山は、奥多摩や丹沢のように広くて標高が高い山域とは違い、里山のような所ばかりですので
今後は急速に食害が広がっていくような気がします。
厳しく人の立ち入りを規制している東大演習林ですら食害が深刻な状態のようですので
打つ手がないのが現状なのでしょうね。
8月29日