コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

ウチョウラン、ジガバチソウ ~ 奥久慈

2020-07-01 14:18:26 | 登山

天気予報では午後から雨の予報でした。

けど、花の時期はまた来週にという訳にもいかないので・・・・・年を取るとなおさらそう思うようになりました。
今日もフットワーク良く早朝から歩きはじめれば、8時間位は歩けるだろうと思い夜中に家をでました。
実際、この蒸し暑い季節の低山探索は8時間くらいが限度ですので、涼しい明方から
歩けば丁度良いかとも思いました。









明け方は陽ざしが少しありましたが、すぐに曇ってきました。
奥久慈の山は秋~春に歩く人は多いと思いますが、この時期に歩く人がいない為か
マイナーなルートは夏草が伸びて半分藪道になっています。


トチバニンジンかな









岩場を巻くことができなくて戻ったり、樹の根を掴んでよじ登ったり
チェーンスパイクを付けて慎重にトラバースしたり・・・・・・・やっと稜線に這い上がりました。











早くも天気が下り坂なのか、すっかりガスに包まれて視界はなくなりましたが
陽ざしがないおかげで涼しく歩きやすくなりました。

途中の岩場周辺を見ても花などは咲いていませんでしたが
マメズタランが岩場を覆っていました。










陽ざしが当たる尾根の岩場は花が多く
アルプスのプチお花畑のような場所もあります。





















イブキジャコウソウ、キリンソウ、マルバマンネングサ、シモツケ・・・・・

湿り気のある岩場にイワギボウシが群生していましたが、よく見るとピンク色の花が
点々と葉と葉の隙間から見えました。

















ウチョウランが咲いています。











その後、岩尾根を歩くとウチョウランは点々と足元に咲いていました。
岩場の上の方や崖下にも見えます。




















イワビバにウチョウラン一つ










やはり湿ったイワギボウシやイワヒバが多い別の岩場を歩いてみると
今まで奥久慈では見たことがなかったジガバチソウが岩場の間に
点々と群落をつくっている場所がありました。















こんな岩場にも住んでいるんだ・・・・・・
そういえばクモキリソウも三頭山の石垣にいましたね・・・・・


よく見ると周辺の足元にもいました。










早朝から岩場やその周辺をずっと探しながら歩いてきましたが
ヒナランが見つかりません ~ 雰囲気からして、いないはずがないと思いますが・・・・・・

少し落ち着いて双眼鏡を取り出し、もう一度岩場の隙間をゆっくり見ていくと
ようやく一株、目に入ってきました。
見つかって良かったです。やはり見落としていました。











一株見て、目が慣れてくると、やはり点々といました。
















岩場の上からも下の方を見てみると
かなり下の方に大きな株や小群落も見えてきましたが
ちょっと近づくことが厳しい場所ですので今回は諦めました。

初めて行く山の探索は、行く前に自分が想像していたとうりの花に出会えるか
心配したり不安な気持ちにもなりますが、この山にもヒナランがいてウチョウランも多く見ることができたので
何となく、ほっと安心しました。

周囲を見渡すと、まだまだ探索してみたい岩場が見えますが
今日はもう一か所、雨が降ってくる前に行きたい所があるので、ここまでとしました。


・・・・・・・つづく













コメント
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