コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

また、いつもの石尾根歩きに

2020-11-19 20:52:20 | 登山
この夏、郷里で一人気丈に暮らしていた母が亡くなり
コロナ禍の中、何度も郷里の岐阜を往復することになりました。

しばらくは何かと帰って家の整理などもしなければ・・・・・と思っていましたが
心の中では、どこか他人事のように思う自分もいて、優先してやるべき事が多いのに
何時ものように、ふらっと時々山へ出かけたりもしていました。

秋深まった先週、ようやく納骨を終えることができ
やっと一段落した感じがします。

これからはまた昨年と同じように奥多摩の石尾根でも歩いて
なまった足腰を鍛えようかと思っています。

今日は、昨年すっかり気に入って2回続けて歩いた榛ノ木尾根(ハンノキオネ)から
六ツ石山~鷹ノ巣山のコースを歩きます。

ゆるゆると何とか鷹ノ巣まで歩くつもりでしたが、Kさんが付き合ってくれることになり
とても嬉しいのですけど、なまった体なので疲れて途中でもうやめた~はできないプレッシャーもあり・・・・・


水根の駐車場を7時10分スタートします。
吐く息が白くなり、早朝は路面凍結の心配もある季節ですので
昨日にスタッドレスタイヤに付け替えしましたが、今日は変に暖かい朝です。
奥多摩湖を見下ろしながら集落を通り植林の急斜面に取り付いていきます。















紅葉が残る落葉樹が混じると明るい森になります。











会話ができるくらいのペースで歩くと地図に載っているコースタイムと同じくらいになる感じです。
いつもは長く感じるトオノクボまでの植林の急登ですが、何だかとても短く感じました。

ここからは防火帯の広い尾根を六ツ石山へ
花もなく、紅葉も終わった尾根道ですが、広がる青空を見上げながら
セピア色の尾根道を落葉を踏みながら登るだけでもう十分です。
























5日前に瑞牆山、昨日は高尾山を歩いたKさんの足取りは軽そう・・・・・

六ツ石山に到着










一度下って、奥多摩駅からの石尾根に合流します。
巻道~尾根道を景色と青空を楽しみながら行きます。
六ツ石山まではコナラが多かったのですが尾根道はブナの巨木も混じる
ミズナラが中心の森になりました。

























鷹ノ巣山の山頂が見えます。









11時50分、到着です。
スタートから4時間40分という、ほぼ地図のコースタイムと同じ時間でした。










鷹ノ巣山の山頂はとても開けていて気持ちが良く
🍙食べながら、のんびり休憩します。










いつもならヒンヤリした空気に覆われていて
富士山~南アルプスの山々もスッキリと見える季節なのですが
今日は暖かい南風が入って霞んでいます。


















12時30分、雲が増えた山頂を後にします。










樹々の隙間から見る奥多摩最深部の長沢背稜
このあたり、平日は人と出会うこともなく、歩いていると奥深い感じがしてきます。















1本の樹かと思ったら、ブナとミズナラかな・・・・
















まだ早い時間ですが日射しが傾いてきて
何となく夕暮れが近い感じがしてきました。













景色を眺めながら帰る私の後姿をKさんが写していてくれていて
翌日にメールで送っていただきました。









良いアングルで一瞬を逃さずに写してもらいました。
一人で歩いていたので、こういった景色の中の自分を映した写真を
見るのは初めてです。嬉しくてモノクロに変換してみました。



分岐を右へ










足場の悪い急坂をスタスタと軽快に下りてきました。











日没までまだ1時間ほどあり、夕暮れ近い斜めからの日射しで、ひときわ美しくなった
紅葉を眺めながらゆっくり戻りました。




























ハキダメギクも忘れずに・・・・・










11月18日








コメント (4)
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