コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

晩秋の八ヶ岳(権現岳)

2020-11-26 05:52:06 | 登山

今日も八ヶ岳は初めてというKさんと晩秋の権現岳へ・・・・

奥多摩の石尾根歩きも楽しいけれど、空気が乾き空が澄んできたこの時期
一度は雄大な景色が見たくて森林限界を超えた高山を歩きたくなります。
そんな時、よく歩きに行くのが天女山から登る八ヶ岳の権現岳です。

都心から一番近い登山口で、2時間くらいで到着するアクセスの良さもありますが
やっぱり一番は展望の良さかな・・・・・・

登山口への林道天女山公園線は今日で冬季閉鎖になりゲートが閉まります。
問い合わせてみたら、午後3時頃に閉めるとのことでした。
以前は5時でしたので、上の駐車場に止められるかと思いましたが
3時ですと時間に追われて歩かなくてはならないので、冬と同じ
ゲート脇の駐車スペースに止めることにしました。










天の河原で休憩、冬に登る時はここで日の出を見てから再スタートします。
南アルプスはよく見えていますが南東方向に雲があり
富士山は見えませんでした。





なだらかな高原の尾根をゆっくり登って行きます。
イブキジャコウソウの群落が多く見られます(ガラですが)









岩場ではよく見かける花ですが、私好みの花も多い環境です。
何度も歩いてはいますが、何故か晩秋から冬だけで、いつか初夏にも
歩きたいと思っています。

展望のない笹原の急登が始まると、今日一番頑張って登るポイントです。
奥多摩で笹原を見かけなくなったからでしょうか、斜面を隙間なく覆う
笹の緑がとても美しく感じます。










倒木をデンノコ使ってベンチに・・・・・
ここの登りは休憩ポイントもないのでナイスです。









笹原を抜けて前三ツ頭への尾根に出ると視界が広がり
雲に隠れていた富士山が顔を出しました。

このコースは八ヶ岳では珍しく南東側に面していて日射しを背中に受けて歩きます。
晩秋~初冬の寒い時期でも晴れた日は暖かく、晴れた春山などはTシャツでも良いかと
思うくらいの暖かさを感じます。














前三ツ頭に到着

御嶽山、中央アルプスまで見渡せます。仙丈岳も見えてきました。




















富士山は再び雲の中へ・・・・
南東から雲が湧いてきているので、この先この雲に覆われてしまうのではないかと心配に・・・・・
初めて来たKさんには三ツ頭からの景色を見てもらいたいので、あまり休憩しないで出発します。

三ツ頭までは、林床にイワカガミ、コケモモが多い森を登っていきます。
振り返ると雲が引きはじめて、富士山がまた見られるようになりました。

三ツ頭までもう少しです。
















開けた山頂を進んでいくと、南八ヶ岳の山々が視界の先に現れてきます。
この瞬間は何度来てもワクワクします。
















上越方面の山々も見えますね。
このあとは、もう雲が上がってくることは無さそうです。

前三ツ頭では南面の南アルプス~中央アルプスの山々、ここ三ツ頭では
赤岳~阿弥陀岳を正面に見られ、とても高度感がある景色が印象的です。










晴れていて暖かそうですが、風が通り抜けるので体感温度は氷点下になり
ここで一枚上着を着て権現岳へ向かいます。

岩場が多い斜面を登り・・・・Kさんに撮ってもらいました。









登ること約1時間、山頂に到着。

















行くまでは色々不安がいっぱいだったというKさんも・・・・・

権現岳の山頂は岩の先端ですので、一段下りた縦走路が休憩ポイントですが
その前に久しぶりにギボシへ向かいます。











冬はナイフリッジになる登山道も今日は大丈夫です。
見ると北側斜面には霧氷が見られます。


























久しぶりに来た狭いギボシの山頂からの展望・・・






















まるで空の一点に立っているかのような高度感があって眺めは最高です。
こんど冬に権現岳に来たら、なんとかギボシまで行こうと思いました。

・・・・・毎回そう思ってはいるのですが、トレースのないナイフリッジにビビリ
余力も僅かなので断念ばかりしています。












縦走路に戻ります。
風を避けてのんびり休憩できる場所があるので、今回も景色を眺めながら
🍙食べて帰ります。













・・・・・・・つづく





コメント
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