コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

汗で霞むカシノキラン

2022-08-04 18:43:35 | 日記

この猛暑、房総に咲くカシノキランを見に行くかどうか迷っていましたが
なるなるさんを誘ってみると、花を見たいといっくれたので
二人で房総の低山を歩いてきました。

北関東では40度以上になる猛暑予報がでていましたが、薄暗い時間から出発すれば
何とかなるだろうと・・・・・・・

夜明け前の3時過ぎ、車のエンジンをかけると車外温度が31度・・・・
しばらく雨が降っていないので山は乾燥してカラカラですので
ヤマビルにはそれほど気を使わなくても大丈夫だろうと思います。
この猛暑でヤマビルに神経をつかいながらの登山なんて
ありえないと思っています。














朝日が昇る山の朝ですが、この時点ですでに暑く
清々しさはありません。













ヒナノシャクジョウが点々と・・・・
このあたりにもホンゴウソウがいるのかな・・・・









シュスランが花芽を持っていました。
尾根のシュスランが花芽を付けるのは珍しいです。


痩せた尾根を行きますが、緑が濃くて風を感じることがないです。










水分補給の休憩を繰り返し、やっと到着。






















汗に濡れたザックは地面には置かないのが鉄則です。
ザックを背負っていないだけでも、だいぶ涼しく感じます。



























台風の影響で樹の上の方に多く着生していた株は
強風で剥がされて飛んでいってしまったり、枝ごと消えてしまったりして
寂しくなりましたが、幸い目線に着生している株達は、その後更に株も増やして
成長していき、かってない群落になっています。今回は蕾の株もなく丁度満開で
この暑ささえ一時忘れる花景色になっていました。



















真中のウリのような物が果実です。




















崖地や渓谷沿いの急斜面では、目線や根本付近にも
着生しているところがありますが撮影には神経を使います。
諸事情でここは例外的な場所といえます。














どの株も花を咲かせていますので、花を付けている小さな株は
撮影対象から除外されてしまうけど、花は笑顔で笑っています。










帰路は気温が更に上がり、なかなか降ろしてもらえませんでした。

ぼーっとした状態で戻ってくると
顔から上半身の汗がパンツを濡らして靴下まで到達していた。
汗の塩分のおかげなのかヒルの被害がなかったのが幸いでした。

尾根のシュスランが蕾を持ち、カシノキランが栄えていく・・・・
温暖化で、もう四国、南九州あたりと同じ環境になったのでしょうね。


8月2日










コメント
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