先週一株しか咲いていなかったナツエビネ。
今年は、もうだめだろうと思っていましたが、2年前行った
場所なら、もしかしたら咲いているかも・・・・と思いたち
ダメモトで行ってきました。
時々陽射しもありましたが、霧雨が降ったりして、湿度100%の
山では頭の汗が帽子を伝わり、帽子のひさしからポタポタ落ちます。
ミヤマウズラが点々と見頃を迎えています。
他にも、アキノタムラソウ、キンミズヒキなどが見られましたが
照葉の森の中では、花は少ないです。
今日は、汗と泥にまみれる覚悟できていますから
これくらいの倒木帯は、想定内。
ようやく自生地に近づき、緊張しながら周辺を探します。
しっかり葉を広げた株がイッパイあります。
けど・・・花はありません。
此処もだめでしたか・・・・
根本近くに、一つだけ花が咲いています。
後は全滅ですね。
これは、2年前の写真です。
同じ方向を写していると思いますので、周辺のどれか一つの株だと思います。
株は少し増えているような感じです。
こんな感じで来年は咲いてくれるのを願います。
この倒木に着生している株はよく覚えています。
株は変わりないですが、やはり花は咲いていませんね。
両側の崖が崩れ、法面が削りとられたりしている所も
多く、倒木も増えましたが
2年前に来た時に確認した株は、全て健在でした。
今日は、まだ時間がありますので、周辺の枝沢でも探索してみます。
最初に入った枝沢は、最初はとても房総らしい感じで
明るい感じです。
だんだんと、荒れてきて・・・
グチャグチャになってきた。
最後は、身動きとれないほどのヤブになり
上に登ろうとヤブを掴んで登ろうとした時
目の前に、いきなり羽虫の大軍が現れ、腕に2ヵ所激痛が・・・
とっさにダッシュで法面を20メートルほと駆け上がる。
どうやら蜂の巣を掴んだのか、踏んづけたのかわかりませんが
服の上から、2ヵ所刺されてしまいました。
スズメバチではなく、比較的小さな種類だったこと
顔に刺されなかったことで、大丈夫そうです。
いまの時期は、気をつけなくてはいけませんね。
再び沢に降りて休憩。 (-。-) ホッ!
ザックを置いて、周辺を散策していたら
こんな炭焼跡のような石垣がありました。
今では、人がくるような場所ではありませんが
昔は、人の生活の場であったことが驚きです。
さて、これからどうしようか・・・
時間はまだありますが、泥と汗だらけになり
この沢には、ナツエビネ、シュスランの種類もなく
どどめにハチに刺され、泣きっ面に・・・・状態ですので
帰ることにします。
沢をそのまま下りて行けば、荒れた林道にでるはずですが
沢沿いは、そうとう荒れている感じもするので、今きた道を
素直に引き返すことにします。
体力的には辛い選択ですが、そのほうが安心です。
尾根に出て体力に余裕があれば、花を探しながら帰る
ことのします。
・・・・これが結果的に良い選択に・・(^^
8月26日
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