コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

桜平から硫黄岳

2020-02-12 20:13:11 | 登山



今日は一日高気圧に覆われる予報ですので迷わず八ヶ岳へ・・・・・
祭日ですので混み合うコースは避けて、入山者の少ない桜平から硫黄岳を目指します。
冬の桜平からのコースは、登山口まで凍結した林道を車でアプローチすることが厳しいので
入山者は少ないようです。

前の車で夏に車で上がったことはありますが、冬は初めてです。
今日は林道を車で桜平上の駐車場まで登るのが一番の緊張する難所となりそうです。

道路は唐沢鉱泉との分岐手前からすでに凍結路になりました。
桜平下の広い駐車場でタイヤチェーンを付けます。












フォレスターでチェーンを装着すれば、よほど酷いコンデションでない限りは大丈夫だと思いますが
凍結した長い林道ですので、過信せず、ゆっくり慎重に行きます。

凍結した坂道でも空転することなく進んで行くと、橋を渡るヘアピンカーブに差し掛かりました。
んん・・・・・どっちへ行ったら良いんだろうか・・・・( 帰りに上から撮影した写真です )










道は二択・・・・・おもいっきりハンドル切って
ヘアピンカーブの狭い橋をギリギリ渡るか・・・・朝は橋の上はツルツルに凍結
もう一つは手前の沢を渡って、林道に這い上がるか・・・・・・
















私は橋を渡る方を選択しましたが、帰りに車を止めて沢をよく見てみると
沢床は安定していて水量も少なく深くもないので、こちらの方が安心して行けそうな感じがします。
朝は車から降りて確認する余裕がなく、沢を渡るよりは橋を慎重に渡った方が安全だろうと思いました。
ただ今日はこんな感じでしたが、降雪の後やその日の雪の状態・・・・・
その時々の道路状況で慎重に判断するしかないと思います。
大型車は橋より沢を渡った方が良いでしょうね・・・・・・

その後も傾斜の強いカーブが多く凍結した林道が続きます。

広い桜平中駐車場を通り過ぎて更に進むと、ようやく桜平奥に到着しました。
あとはノンビリと硫黄岳までの歩きです。

肩の力も抜けてホッとしました (^^;

アイゼン付けて痩せた雪稜を登る時よりも緊張しました。
冬はここからの入山者が少ないのも納得です。

この林道、初めて通行する時は、暗い時間帯での通行はお勧めしません。

駐車している車は、私の車で6台でした。








ゆっくり準備して9時、硫黄岳へ出発。
今日は快晴ですが、硫黄岳山頂は午前中強風の予報で、午後から徐々に風が収まる予報でしたので
山頂へは13~14時に到着が良いだろうと思い、ゆっくりのスタートです。











ゲートを越えて、凍結した林道を30分ほど歩くと夏沢鉱泉に到着。
ここは通年営業しています。












ここから登山道になります。
沢沿いを進む道は、どこか南沢ルートのような雰囲気があります。


































誰もいないオーレン小屋に到着
駐車場を出発した時は-12度でしたが、日差しを受けると暖かいです。
最近のお気に入り行動食・・・・コンビニのサンドイッチとバームクーヘン。
バームクーヘンのビニール袋は高度を上げて気圧が低くなると
パンパンになるのでザックの中でペチャンコに潰される心配がありません。 (^^v










ここから夏沢峠までは少し積雪も増えて
とても雰囲気の良い森の中を進みます。
ルージュやボブスレーのコースのような歩きやすい道が峠まで続きます。










ほどなく夏沢峠に到着
アイゼンを付けて硫黄岳へ・・・・・ここで12時になりました。












樹林帯を過ぎると視界が一気に開けてきます。
雪質はよく締まっていてアイゼンが心地よく効くので快適に高度を上げていきます。


























文三郎尾根のような急傾斜の所もありますが
思っていた以上に快適なルートです。
振り返ると北アルプスの山々が連なっています。

後ろから来た登山者の方には、このあとも被写体になっていただきました。














天狗岳の先には妙高の山々も見えます













































赤岳の頭が見えてきた!

山頂に到着です。風も弱くて予定どうり・・・・・

















前回は確かあのあたりでUターンしたかな・・・・
あの時は強風でしたので、硫黄岳まで来たとしてもすぐに下りたと思います。











































ここから眺める赤岳~横岳の眺めも素晴らしいですね。

赤岳鉱泉から登ってきて、この景色に歓声をあげている人もいました。

赤岳をアップすると、文三郎尾根にトレースが見えます。

反対側の景色は対照的で、白く連なる北アルプスの山々・・・












北へ行くほど純白になっていきますね。
蓮華岳あたりから真っ白のような感じです。
初めて冬の硫黄岳に登った時、迫力ある赤岳方面よりも、どちらかというと
青空に浮かぶ北アルプスの景色に魅せられました。




















帰りは遠くアルプスの景色を正面に眺めながら降りていきます。




















火口壁の雪庇の脇を通ります。






















一気に下ります・・・・こんな急傾斜だったんだ













夏沢峠でアイゼンを外して帰路につきます。

ここからオーレン小屋~夏沢鉱泉までの森を行くルートは、ほどよい傾斜で歩きやすく
雰囲気も良い癒しの森です。  帰路も楽しい・・・・・・



























駐車場には4時過ぎに戻ってきました。

今日は休日でしたが、いつもの静かな八ヶ岳でした。
冬の硫黄岳は赤岳鉱泉からがメインルートですが、こちらの方が歩きやすく展望も良い感じがします。
降り積もった森の雰囲気もいいですね、早出すれば横岳までも足を延ばせそうです。
最初に書いたとうり、問題はアプローチですね。
下の駐車場から歩くのは長いです。


帰りも慎重に運転して、下の駐車場でチェーンを外し、夕暮れの空を眺めながら
ゆっくり着替えて・・・・お湯を沸かし、カップメンを食べてから帰りました。


2月11日












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