(9月18日 近所の彼岸花真っ盛り)
1年ぶりに友人が遊びに来た。
月末に25年務めた仕事を辞めるそうで、
今はお世話になった方達へのプレゼント作りに熱中。
キルトや袋物、そしてアクリルたわしなどで、キルトはプロ級なのに
編み物はすっかり忘れてしまったとの事。
一緒に手作業する事にした。友人は編み物、私は刺し子。
手を動かしながらのお喋りは楽しいですね。
ランチはお持たせの稲荷寿司と簡単なものと味噌汁。
夫も一緒に。人恋しかったのかとてもご機嫌。
食後のコーヒーとおやつのコーヒーを入れてくれ、終始ニコニコしていた。
家の中に風が通ったようで気分が変わる。
♬♬ 野川散策 ♬♬
18日、京王線柴崎駅から、小田急線成城学園までの散策した。
野川は多摩川の支流。
国分寺の日立製作所中央研究所の敷地内に水源があり、国分寺崖線沿いの湧水
を集め、二子玉川の多摩川に合流する。
18日は3回目。
柴崎の駅の近くからしばらく歩き野川へ
周囲は集合住宅が増えてきた。
もう萩の花が咲く時期なんですね。
これはダイサギ。数羽見かけた。野川は1級河川なので大きい鳥も来るのね。
世田谷区に入ると野川の周囲には小さな公園が点在、羨ましいような環境。
この先にはビジターセンターがあり、世田谷区の自然環境を紹介している。
野川の鳥たち。我が家近くで見られるのはカルガモとコサギぐらい。
初めて知ったのだけれど、世田谷区は市民緑地制度というものがあり、
都市に残された民有地の緑を保全し、地域に憩いの場を与えるという目的の財
団が市民から土地を借り上げ、緑を管理している。
小さいものは100平米以下、大きいものは1000平方メートル以上の緑を公開している。
道理で、野川から世田谷区・成城学園に入るとそこかしこに緑がある。
高級住宅地と言われるのはこの緑のせいでもあるのですね。
魅惑的な階段があったので登ってみたら、結構急で、長い長い階段だった。
これが国分寺崖線を登る階段だと、登り始めてから気が付いた。
頂上は小さな広場。ここで一休み。お弁当を食べ、
蚊に食われてしまったので急いで退散!! また下った。
旧山田邸 昭和12年ごろにアメリカ帰りの実業家の邸宅として建てられ、
その後画家の邸宅となり、数年前に世田谷区に寄贈された。
八島智人と牧瀬里穂が司会の「100年名家」で紹介されていた。
山田邸から5分ほど歩いて、旧猪股邸へ。
ここは昭和42年に建築家吉田五十八により建てられた。
吉田五十八は昭和期に活躍した建築家で、和風でありながら近代的な数寄屋建築を建てた方。
今でも五島美術館、中宮寺、玉堂美術館や個人住宅が残っている。
私が見たのは個人住宅では御殿場の岸信介邸、大磯の吉田茂邸(焼ける前)等
鎌倉の吉屋信子邸は、何回も前を通ったのですが、チャンス無く、残念!
この建築の魅力は写真を見るだけでも伝わりそう。
人もほとんどおらず、廊下でボーッとしているだけで幸せな気分になる。
入口。生垣と漆喰の壁が美しい。
玄関へ続く飛び石
応接間
応接間から坪庭、ダイニング
書斎。
庭の緑と一体化した意匠。このほかに贅を凝らした茶室等。
廊下に座ると動きたくなくなる。
日本人誰でもが憧れる緑と木と土壁。
お手入れが大変で、今は一般人が住めるような屋敷ではないけれど
こんな家への憧れが尽きない。
思いがけず邸宅巡りで良い時間を過ごしました。
疲れたのでコーヒーと思ったけれど、成城学園駅近くは何処も混雑。
このご時世、混んでいる所は入りたくないので、20年ぶりぐらいにモスバーガーへ。
エビバーガーがエビゴロゴロで美味しかった!
14000歩も歩いてました!