4月26日 4日目
最終日は広島市内と決めていた。
午前中は平和記念公園、午後は縮景園や県立美術館の予定。
まずは広島平和記念資料館へ
昔娘と夫3人で来たことがあるが、その時は原爆の被害を物語る遺品や
建物の残骸にただただ圧倒され、重苦しい気分で館を出た。
日本人であるからには、ここを一度は訪れ戦争の悲惨さを実感すべきだと思ったのを覚えている。
その後平成19年にリニューアルされ、一度行きたいと思っていた。
特に最近英語サークルの仲間が行き、大分変わったと話していたにも興味をひかれた。
資料館には圧倒的な情報量が詰っており、証言ビデオや、広島気象台のドキュメンタリー映像なども見たのでかなり時間がかかり、公園も見て回るとすでに午後。
他に行くのはやめ、平和公園でゆっくりした。
今回のリニューアルの展示は、一般の普通に生活していた庶民が一瞬の爆発
で地獄に落とされる様をより印象的に展示している気がする。
また立体模型や映像で爆発の威力や広がりを分かり易く展示。
悲惨さを強調していた今までの展示とは一線を画し、核廃絶への世界の歩みなども知ることが出来る。
より客観的な展示になったせいか来館者は半分以上が外国の方だった。
館内の写真をどうぞ
エントランスには巨大写真…前に立つと破壊された街や子供達の笑顔が胸に迫る。
黒い立方体が核爆発したウランの量。
約50キロの濃縮ウランが搭載されていたが核爆発を起こしたのは1キロに満たない量だった。
投下状況
川が分岐したすぐ右側に原爆ドーム。
ドームの真上600m地点で爆発した。
原爆ドームあたりから熱風が拡大していく。
広島原子爆弾の大きさ
ちなみに長崎の原子爆弾
原爆ドームの投下前と投下後の姿。
印象に残った写真
この方は被爆しながらも美しく成長。
結婚してお子さんも生まれ幸せな家庭を築いていたが
原爆によるガンが多発、42歳で亡くなった。
多くの方が、この写真の前で暫し見入っていた。
驚いたのはお土産コーナーが充実していた事!!
原爆ドームや原爆死没者慰霊碑のキーホルダー、折り鶴の飾りのついたボールペン、折り紙など。
外国の方が沢山買っていた。
これを手渡す時に平和記念公園の話をするだろうと思うと、お土産の効果も悪く無いと思った。
資料館の外へ
去年オープンした中島地区の原爆遺構展示館
追悼平和祈念館
地下には円形の静かに死者を追悼する空間がある。聞こえるのは小さなタワーから流れる水の音。
最後にこの空間で、ざわついた気持ちを静めることが出来た。
原爆死没者慰霊碑と原爆ドーム
原爆の子の像
原爆ドーム
🌼🌼🌼🌼🌼
広島の路面電車。 路面電車のある街では必ず乗る事にしている。
日本でも海外でも。
車窓から見る街の景色が好き!!
遅いランチはそごうレストラン街の「みっちゃん」でお好み焼き。
大きすぎて全部食べられなかった。
お好み焼きは今回3回食べたがやっとここで満足の味に出会えた。
4時半の新幹線で帰京。
今回も充実の旅でした♪
外国からの観光客の多さにコロナの終息を実感しました。