人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

今帰仁 【4】

2015年11月01日 00時06分21秒 | 日記

 古宇利島 <2>

古宇利島は

「恋の島」や「神の島」であると云う

伝承がある有名な島です


古宇利島には聖書にある

アダムとエバの人類誕生とマナ物語に酷似した

沖縄民族の祖先となった伝承がある


昔シマに、男女が天から降ってきた

二人は裸であったが恥ずかしいとは思わなかった

天から降ってくる餅を食べて幸福に暮らしていた


ある日

もし餅が降らなくなったらどうしようかと考え

毎日少しずつ貯えるように

ところが貯えを始めたときから餅は降らなくなった


二人は天に向かい

たうたうまへされ、たうたうまへ

(お月様、もしお月様)


大餅やと餅お賜べめしょうれ

(大きい餅を、太い餅下さいまし)


うまぐる拾うて、おしゃげやべら

(赤螺を拾うて上げましょう)と


声を嗄らして歌ったが

餅は二度と降ることはなかった

二人は生活と労働の苦しみを知るようになる


浜で生活をしていた二人は

ある時海馬の交尾を見て男女の違いを意識し

恥部をクバの葉で隠すようになった


現在の沖縄の民族は

この二人の子孫であると云う神話・伝承である

シラサの岬に二人が暮らしたと云う洞窟がある

コメント (1)
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