人生黄昏時

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沖縄の仏教 【7】

2017年08月20日 00時02分08秒 | 日記

 琉球八社 <1>

琉球八社とは、琉球国時代王府が特別に庇護し

寺禄が与えられた官寺である真言宗の八つの寺院に

神社が併置されている、これが俗に言う

琉球八社である

 

波上宮(護国寺)・沖宮(臨海寺)・識名宮(神応寺)

末吉宮(偏照寺)・天久宮(聖現寺)・安里八幡宮(神徳寺)

普天間宮(神宮寺)・金武宮(金武観音寺)の八社である

 

護国寺の境内にある、波上宮が本社になっている

それは、護国寺が真言宗の本寺であったからと言われている

 

現在では波上宮は、一の宮に認定されている

 

波上宮の太夫は、八社神職の代表であり

各社の神職を任命並びに官位の昇降を王府に申し上げ

勤功によって昇進することになっていた

 

鳥越憲三郎著書(1965年)琉球宗教史の研究によれば

神社・寺院は一般大衆によるものではなく

民衆の済度のためでもなく

 

国王その一族、国家の案泰を祈願するもので

寺院・神社は王族階級の信仰であって

一般大衆には、ほとんど信仰されなかった

 

そのため寺院・神社には、檀家・氏子がなく

民衆は各地域にある、御嶽・御願所などを

信仰していたと述べている

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