人生黄昏時

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伊是名島の祭&祀【5】

2019年02月01日 00時04分46秒 | 日記

  伊是名島で生まれ育った、金丸は

沖縄本島に渡り幾多の苦難の後

国王の地位まで上り詰め、尚円と名乗った

 

伊平屋島・伊是名島を尚円王の

生誕地として王府の直轄領となった

 

伊是名には現在、四殿内と言う金丸の親族がいる

銘刈家・名嘉家・伊礼家・玉城家である

王府はこれらの親族を優遇し恩典を与えている

 

叔父(父の弟)の地頭職を与え銘刈家が代々地頭職を継承する

 

姉、真世仁金に、初代阿母加那志(あむがなし)職を与え

これは高級神女である、三十三君の一人である

嫁ぎ先である、名嘉家の女性がこの職を継承していく

 

叔母には阿母(あむ)職を与えた、叔母が亡くなった後は

二人の娘が阿母の職を継ぐことになる

 

姉がフェー(南)の阿母になり

この職を玉城家の女性が継承する

 

ニシ(北)の阿母職は妹がなり

伊礼家の女性が代々継承された

 

銘刈家に首里王府から多くの品々が送られている

こうした拝領品は歴史的にも芸術的にも価値の高い

古文書、美術工芸品で貴重な文化財である

 

後に伊是名村寄贈され現在展示されて

見ることが出来る

 

阿母加那志(名嘉家)と阿母(玉城家・伊礼家)には

王府から祭祀用具の曲玉・金の簪・祭祀衣装など

 

また祭祀・神事の時に使われた籠(かご)も贈られている

この籠に乗って祭祀、公事清明蔡、神事の時に出掛けた

 

これらの貴重な品々は村の有形文化財に指定されている

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