伊是名のクージヌシーミー(公事清明蔡)
沖縄に、シーミー(清明蔡)と言う伝統行事がある
旧正月・旧盆・シーミーは先祖を供養する三代行事の一つである
シーミーは門中(一族)のシーミーと各家庭のシーミーがあり
現在でも大切に守られ盛んに行われている
シーミーは、1768年頃琉球王家が
先祖供養のため首里玉陵(たまうどぅん)で行われていた
この行事をクージヌシーミーと言った
その後士族、一般の民衆にも広まり
シーミーは沖縄全島において行われるようになった
伊是名城跡に尚円王の両親、兄弟、姉妹、親族が葬られている
伊是名玉陵(たまうどぅん)と言う墓陵がある
1870年に首里王府は、伊江王子を代表に
伊是名島に派遣し首里王府で行われていた
シーミー祭祀と同様に、伊是名玉陵でシーミー祭が行われた
これが伊是名のクージヌシーミーの始まりとされている
現在でもクージヌシーミー祭は行われ
その後に門中(一族)、各家庭のシーミーが行われる
クージヌシーミーは伊是名だけで行われていたが
四十年ぶりに、首里玉陵で第二十三代当主尚衞(まもる)氏が
一族と来賓が参加し琉球王朝時代の
シーミー祭を2018年6月4日に行われた
これは伊是名で行われている、クージヌシーミー祭の
マニアルを元に再現し行われたのである