久米島に、マキヨと言われる
血縁関係集団が集落を形成し
古くから、神人、根神(神女)が存在し
各集落事の、宗家から選人された女性が
神職者として祭祀を行っていたが
尚真王(1477~1526年)の治世に
神職、拝所を整備し改革が行われ久米島も例外ではなかった
神職が組織化され、十人のノロ(神女)と
根神、掟神その他の神人が各地に置かれ
その上にノロ、神人を統括する高級神女と言われる
三十三君の一人チンペ(君南風)が任命された
ノロは各集落の祭祀に関わり
チンペーは久米島の大きな祭祀の時に十人のノロを招集し
主にチンペールンチ(君南風殿内)や
祭祀に関わる御嶽、祭場で祭礼を執り行う
これはチンペーを中心とする祭祀となる
1944年に思戸金翁が、十八代聞得大君に就任したが
戦後廃職となり、現在、三十三君にあたる高級神女は
久米島のチンペー一人だけである
チンペーは最高位のノロとして存続している
現在のチンペーは十二代目で、、、、高齢である