日本の歴史の中で最も城が
建築されたのは戦国時代
平地を望む丘陵の平山城や
平地に築いた平城、平城が主流となり
天守や櫓なども建築されるようになる
その頃全国各地に、三千以上の城が築かれ
天守は百余りあった
江戸時代、江戸三百藩と言われる
約三百の藩がありそれぞれの藩は
数城(家臣の城)の城を持っていたが
徳川幕府は武家諸法度と一国一城令によって
大名の居城となる一城以外は破却となった
全国にあった三千の城は
百七十ほどに激減した
江戸時代の城は軍事拠点としての
意義を失い政治を行う政庁としての役目を行っていく
だが幕末になると外国船への対策として
日本各地に台場や砲台など五稜郭や
四稜郭、稜堡式の城郭が多数築城されている
そうして明治時代になると
1873年(明治6年)の廃城令、廃藩置県により
約百五十の城が廃城処分となり四十余りの城が残った
だが保存や修築などはされなかった
そして火災や戦争によって破壊
焼失し多くの城が失われた