グシク(城)は奄美群島から先島諸島の範囲に
470以上あると言われている
グシクの形態は実に様々で城壁や城郭などを持つ城塞としての
グシクはごく一部で大多数は小規模なグシクである
琉球国時代にグシクを「城」と言う当て字にしたため
現在でもグシクを城と解釈している
そのためグシクと言われていたもの
全てを城と記録され、呼ぶようになっている
私たちが思う城とは戦国時代以前の城は
軍事拠点を主に外敵から防衛をする為
城作から環濠、土堀、堀、土塁の作事などと
時代とともに石塁から石垣による城壁、城郭を
持つ城塞としての城をイメージするが
古琉球国時代の城と言われるグシクの
大多数は全く違う形態である
グシクと言われる遺跡は小高丘や岩山に
立地した宗教上の聖域や墓陵、按司の家館
集落跡などを、グシク跡と言われている
どうみても城とは思えない物である
グシクの実態が様々なため何を持ってグシクとするか
定義するか決まっていない